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ある日の富士山

我が家のベランダに出れば、夏の間を除いて、天気さえ良ければ西に横たわるように連なる丹沢山系、富士山が見える。
今冬の富士山は雪が少ないと言われていたが、年明けからは例年のようにほぼ山体を覆うように白くなってきた。
いつも富士山の写真は写しているが、新年になって快晴の空に綺麗な姿が見えたので、たまには描いてみようと思い立って描いてみた。

我が家から富士山までは、直線で100km強の距離、山自体が大きいのでバーンと見えるが前衛に見える山々までは、関東平野が広がり、ちょうど八王子辺りから山になる。
直線距離の1/3は平野で、その後2/3は丹沢の山々だ。
見ている風景では、丹沢の山々は一番左端の大山から塔ノ岳、鍋割山、丹沢山、蛭ヶ岳、檜洞丸、大室山などピークが見える山々が南北に一直線に連なって見えるが、実際は手前に出ていたり奥行きがあったりして、山体は厚みがある。
描いてみるが富士山以外の山の名前は分からない。左の一番高い山は大室山じゃないかな?くらいだ。高尾山などはもっと手前にあるのだろう。

富士山を見る良い時季は今頃が一番のようだ。やはり日本一高い山で、円錐形が整い、年中頂上付近に雪を纏った、あの姿がほとんどの日本人の富士山像ではないかと思う。
春先頃からは、富士山が見える日が少なくなり、6,7月の梅雨の時季には、全くと言って良いほど見られなくなる。そんな中でたまに富士山が見えるときがあり、いつも白い雪化粧の姿だと思っているのに、頂上付近に白いものが見えるが、全体に黒々した姿が現れると、エッ?と言う感じがする。

さてさて、絵を描いてみるとなかなか思ったようには描けない。
いつものことだが、まあ絵心が無いと言えばそれまでなのだが、色が思うように表現できない。当然といえば当然。自然が成すものを表現しようとするのだから無理なことだ。

それでも、毎日のように見ている富士山、曇っていて見えないときでも、あの辺りにこういう形があるんだとか想像出来る、そんな山だ。
やっぱり、富士山は遠くから眺めている山だと思う。

    
  M t.Fuji on some day.2021 / 6 Feb..
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