夏の花 オオバギボウシ
HOME / PAINT

短い高原の夏。6月頃から8月下旬くらいの間に夏の花は咲く。
この季節、草木は目一杯緑の葉っぱを茂らせ、森は鬱蒼として強い太陽の光を遮っている。そんな森やお散歩の道端の草むらも青々した草が生い茂り、奥の方は薄暗くなっている。
そんな緑一色の草むらに、ハッとするように白っぽい薄紫の花が咲いていた。ギボウシだ。夏の7、8月草むらには沢山咲いている。
擬宝珠(ぎぼうし)は、橋の欄干に付ける葱坊主の形をした装飾だ。その葱坊主とギボウシがどうして結びついたかは知らないが、最近の橋にはそんなものは付いて無いように思うから・・・若い人たちはちょっと想像できないかもしれない。

ギボウシの仲間はいろいろ有る様で、見分けはそう簡単ではない。でも、これはオオバギボウシのようだ。山に生えていて、葉っぱも大きいと言っても、葉っぱは地面近くに広がるように生えているのでこの絵では描いてないので見えない。
この地面近くに広がる葉っぱは30〜40pになり、そこから上に茎が50p〜100pに伸び、茎から大きさ4〜5pの花を付ける。この花は1日でしぼんでしまい、翌日は枯れたようにうなだれている。
コバギボウシは、これより一回り小さく、花の色はオオバギボウシより少し濃い淡い紫色をしている。

 Summer Flower.2016 18 Sept.

HOME  / PAINT
inserted by FC2 system