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大空を見つめ、旅立つジョウビタキ

Daurian redstart that starts on a journey... 2009 Apr.

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昨年の秋に渡ってきて、日本各地で冬を過ごし、沢山の人たちを楽しませてくれた冬鳥達も、春の声を聞いて、そろそろ渡っていく。
昨年11月長野の実家の近くで見かけたジョウビタキは、つい最近まで同じ場所にいたようだ。
ジョウビタキは、この近くのいつも行く公園や荒川の河川敷で何羽も見かけた。今年は、いつもの年より数が多かったのか、少しは鳥見に慣れてきて、万年初級鳥見人の目も鳥探しが出来るようになったのか??

彼らは、体長15cmにもならないような、そして体重だって数十グラムという小さな身体で、これから日本海を渡り中国、モンゴルなどへ飛んでいく。信じられないようなことだ。そこで繁殖をしてまた次の年もやってくる。ほぼ毎年同じ場所で見れるのは、同じ個体が来るのか、あるいはその子孫が渡りのDNAを受け継いでくるのかは知らないが、神業としか考えられない。本当に自然のなせることなのだ。

このジョウビタキは木の枝に止まり、空を仰ぎ、遠く繁殖地へ旅立っていく算段をしているのだろうか。

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