先日、鳥見に行ったとき、シメがやたらに多く枝に止まったり地面へ降りたり、と繰り返していた。今季はシメやイカルの大群をよく見かける。

少し歩いて行くと、カワセミが目の前を横切って少し離れた枝に止まった。そのカワセミを見ていると、今度は、他に二羽が飛んできて、それらと一緒になって三羽で追いかけっこをしながら姿を消した。恋の季節なのだろうか。

と、近くの枝には、そんな様子を見ていた？シロハラがいたが、カワセミが飛び去ると共にシロハラも姿を消してしまった。

その少し先に、3人のカメラを構えた人たちが、何やら写していたので行ってみると、キクイタダキとエナガ、シジュウカラの群れが、忙しなく枝から枝へ飛び移りながら数本の木を渡り歩いていた。

近くへ行くと、その人たちは、どうぞと言って場所を空けてくれて、帰っていった。それじゃあ、すばしっこく飛び回るキクイタダキを撮らせてもらおうと、．．．姿を追うのに必死になってしまった。
カメラを向けても一所にじっとしていない、写せない。何枚か写したらピンボケだらけ、でもそれと分かるのが写っていた。

そんな風に上ばかり見ていて、ひょっと足元を見ると2mもしないところに、シロハラが地面に舞い降りて、じっとしていた。ハッとして、そちらへ目を向け、せっかくだから写真を撮らせてって。
体は、私と同じ向きで、斜め後ろの背中を見せていたけれど、目は私の方を見て、「おいらだって、ここにいるんだよ」と言いたそうな目つきをしていた。

カメラを向けても身じろぎもせず、私を見ていて数コマ写させてくれ、また頭上へ鳥たちが来て騒がしくなったのを機にシロハラは、どこかへ飛んで行った。
今季は、シロハラが多いらしい。