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Eophona personata that thinks.. 2009 Feb.

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考えるイカル

先日、近くの運動公園へ走りに行ったとき、珍しい口笛を吹くような澄んだ鳴き声、聞いたこともない響き。その辺を歩く人が口笛でも吹いているのかと思うほど。キーキーキヨココキィーヒーホーヒー…よく通る独特のさえずりが聞こえた。

帰りがけに、公園内の森を見ると鳥が沢山止まったり飛び回ったりしている。何かと見るが、高くて肉眼では見えない。でも、時折さっきの口笛が聞こえる。その木は常緑樹で緑の葉っぱが茂っていて良く見えない。しばらく見ながら歩いて行くと、一羽良く見える!見ればシメの様だが、ちょっと白っぽい…ひょっとしてイカル?だとすれば、初イカルだ。

一旦家に帰り、双眼鏡とカメラを持って、公園へ戻ってみた。すると、鳥の群れは、さっきの高い木から反対側の桜の木がある地面に降りていて、今度は双眼鏡で見るまでも無く、イカルだと分かった。

群れの方から、カチカチ音がする。双眼鏡で見ると地面に落ちている、何かの種でも噛んでいるようで、その音だ。
何羽くらい居たのだろう。50羽前後居たように思うが、良く見るとシメが数羽混じっているのが分かった。群れでも、こんなにいっぱい居るところ見たのは久しぶりだ。
子供たちが近くを走り回ると一斉に飛び立ち、すぐ上の枝に止まって様子を見て、しばらくすると、また地面に降りて地面を突っついていた。

そんなイカルを見ていたら、イカルは、なぜ皆、小首をかしげて考え事ばかり?食べながらも小首をかしげ考え事をしているんだろう。
そんな1羽のイカルを描いてみた。本当は小首をかしげて考え事をしている所を描いたつもりだったけれど、描きあがったら小首をかしげていない!やっぱり小首をかしげている所を表現するには、まだまだ腕が…と実感した。

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