飯綱の森に咲いていたヤマホタルブクロ

梅雨入りころから咲き出すホタルブクロ。
8月始め頃行った飯綱の森に咲いていた。やはり最盛期は過ぎているためか、花数は一つふたつくらいしかついていないが、あたり一面濃い緑の中に紫色のホタルブクロは、よく目をひく色合いだ。

この時期は、花の時期としては一区切りの時期のように思う。梅雨入りぐらいから咲き始めた花たちは、終わりになり次に本格的な夏のはなが咲き始めるのか、高原だから秋の花になってしまうのか、今年の天候が天候なので良く分からないけれど、端境期のような気がする。
ホタルブクロなんていう名前を聞くと、この花の中にホタルを入れて光らせるのかな?なんて考える。
子どものころ、昭和の30年代は、田舎ではホタルがいっぱい飛んでいた。♪ホタルの光り窓の雪・・・のように歌われるほど沢山のホタルを捕まえて一所に集めると明るかった。あの頃、虫かごの代わりに長ネギを使った。
ホタル捕りは、箒草で作った箒とそこら辺の畑に植えられている長ネギをプチッと千切って持ち、箒の先を川の水で濡らして、飛び回るホタルを目掛け一振りすれば、必ず捕まった。捕ったホタルは長ネギの中へいれる。するとピカ〜っと光る。ネギの深緑色を透して見る光は、格別綺麗だった。

ホタルブクロの名前の由来は、花の中にホタルをいれて遊んだとか、花の形を提灯に見立てたとか諸説あるが、名前と印象がぴったりだ。

ホタルブクロとヤマホタルブクロの違いは、ホタルブクロの萼は萼と萼の間に細い三角形の萼の様なもの(副萼片)が反り返る様についているそうだ。
ヤマホタルブクロの方は反り返るものは見あたらず、ポコンと膨らんでいる。これが見分け方のようだ。
ヤマホタルブクロという名前だから高い山に行かないと見られないかというとそうではなく、あちこちの平地でふつうに見られるらしいから、名前で判断なんか出来ない。

HOME / PAINT
HOME / PAINT

   Bluebellflower that blooms in Iizuna kogen plateau.. 2007 August.

inserted by FC2 system