2009年10月-2 (10月15日)
埼玉県 人も居なけりゃ鳥もいない森
2009年10月 (10月5日)
埼玉県 閑散とした森
雨が降り出しそうだったが、渡っていく前のあの鮮やかなキビタキを見たい、田んぼに出ているというノビタキを見たいと出かけたが、月曜日だし、今にも雨が降ってきそうなので人出は無く、鳥もいなく閑散とした森だった。ただモズだけが色々な鳴き方をしてにぎわしていた。
今週は雨続きになりそうなので、今日なら昼ころまで何とかもちそうなので出かけたいつもの公園だが、静かだった。まるで鳥の気配がない。一回りしたが全くダメ。そこで近くの田んぼでノビタキが出ていると聞いていたので行ってみたが、ここも見れたのはモズ、ヒバリ、スズメ、チュウサギといった常連さんばかり。そんな田んぼでキジの親子なのか3羽で畦道を歩いていたのが遠くに見えたくらいだった。
仕方なく隣の森へ行ってみたが、ここでもモズの鳴き声だけが良く聞こえ、他にはシジュウカラとメジロが動き回るのが時々見えるだけだ。こちらも一回りしたがほとんど何も見れず、雨がポツポツしてきたので帰ろうとして歩き出し、池を見ると水面に出ている枝にカワセミが止まっていた。久しぶりのカワセミだ。カワセミの背中のコバルトブルーを見るには、今日のような曇天の方がいいようだ。光が当ると色々に変わり綺麗だが、私は今日の色がよかった。
2009年9月-2 (9月25日)
埼玉県 秋の渡りU
2009年12月 (12月2日)
埼玉県 河川敷のベニマシコ
師走になったというのに、今日は小春日和。朝からいい天気で出かけたくなった。あまり鳥情報が無かったので、少し歩くつもりで荒川の河川敷に行ってみた。ここはジョギングコースとチャリンココースがあり、相変わらず大勢走ったり、チャリンコをとばしていた。そんなコースの脇は藪や雑木林、池などあり野鳥もけっこう多くいる。
いろいろな鳥が出てくる池に行ってみると、今日は運が良く、ベニマシコが見れた。ジョギングコースから脇の葦に囲まれた池?水溜りに入ると既に2人がカメラを据えて何やら写していた。双眼鏡で見ると水際の葦にベニマシコが止まって口をモグモグしていた。狭い葦の間で2人の後だから良いポジションが取れないが、葦の合間から何とか写せた。今季初めてのベニマシコ。でも逆光と水際で少し暗いので良い赤い色が出なかった。辺りをオスメスあわせて10羽くらい飛び回っているが、木の枝の高いところだ。双眼鏡で見ると陽射しに当っていれば赤い良い色で見れた。
他にこの辺りは、毎年何羽ものジョウビタキがいるのだが、今日は見れなかった。
貯水池を見ると、オオバンやカンムリカイツブリが気持ち良さそうに泳いでいた。オオバンは群れになって草むらに上がって地面を突っついていたが、脇のジョギングコースを人が通ると一斉に池に避難して泳ぎ始める。カンムリカイツブリは、泳いでいるかと見るとパッと潜ってなかなか出てこない…と思っているとずいぶんはなれた辺りにヒョッコリ顔を出す。なかなか面白い。今度はどこに現れるのかと・・・見ていて飽きない。
他にシメ、ツグミ、カワラヒワなどが元気に飛び回っていた。オナガが群れになって木の天辺で騒いでた。シャーシャーという鳴き声とホイッホイッホイッというような鳴き声で呼び合っている感じだった。
2009年10月-3 (10月30日)
長野県 朝の鳥
2009年9月 (9月17日)
埼玉県 秋の渡り
しばらく行っていなかった、いつも行く公園へ行ってきた。そろそろ秋の渡りが始まったようで、情報が飛び交い始めたから様子を見に行ってみた。天気が良く日向にいると暑いほどだ。それに藪蚊がいっぱいで、肌の出ているところは、所かまわず刺された。
平日でもあって、人出は少ないが、お目当ての鳥も少ないようだ。公園内を歩き出すと、数人の人がカメラを三脚に据えて、何かの出現を待っているようだったが、そこは素通りして、いつも出現しそうな場所へ行ってみた。しばらく待っていると、葉陰を動き回る鳥を発見。キビタキの♀かな?でも、まだ葉っぱが多くて姿を見分けるのは難しい。それでも、比較的近い枝へとまったかと思うと、青虫のようなものを嘴に加えて首を振ったり廻したりして食べようとしていたが、ちょっと大きかったけれど、やっと飲み込みホッとしたような表情。
コゲラは相変わらず忙しなく木を登って隣の木へ移ってと…やっと止まってツンツン突っついて、また木登り幹をグルグル回りながら登っていった。
近くでカメラを構えて数人の人がいたので、何が居るんですかと聞くと、キビタキやサンコウチョウが居るというので待ってみたが、森の奥でヒラヒラ舞うようにしている鳥が何羽かいるけれど、カメラの被写体にはなってくれなかった。双眼鏡で見るが、まだ葉っぱが多くてなかなかダメだ。
隣の森を見ていると、ちょっと大きめの鳥が飛んできた。ハトかと思いよく見るとツツドリだった。そういえばツツドリも入っていると聞いていた。それにめぐり合えたのだ。枝に止まってキョロキョロ、歌でも歌うかのように嘴をパクパク、向きを変えてどうよって?ちょっと飛び立ったかと思うと嘴には毛虫を銜えてパクリ。そんな様子を見ているとキョッキョッと鳴き声がする。葉陰を飛んでいく大きめの姿。目で追っていくとちょっと遠い枝に赤いものが見えた。アカゲラだ。でも、すぐにどこかへ飛んで行ったしまった。
まだ、キビタキやサンコウチョウが気になったので、戻ってみると森の反対側に居た人たちが、こっちへ来たと言ってやってきたが、やっぱり姿は見れなかった。そろそろお腹が空いてきたので、もう一度、この森をぐるっと回って帰ることにして、反対側にいくと鳥影が動いている。良く見るとオオルリの若いのが、あまり鮮やかでない青い色の姿を見せてくれた。キビタキの♀も、サンコウチョウはやっぱり見れなかった。
でも、これから渡っていくせいか、見る鳥がみんな食欲旺盛に見える。青虫や毛虫の大きいのを丸呑みしていた。
2009年4月-2 (4月20日)
埼玉県 夏鳥が、もう?いない森
数日前に、いつも行く公園に渡りの鳥が到着という情報が流れ、ようやく着たかと何人かのブログを見ると、オオルリ、センダイムシクイ、ツツドリ、コマドリやコ ルリの情報もあった。それじゃあ行かなくてはと、でも時間がとれない。2日後にやっと少し時間がとれたので、行ってみた。
ところが、平日と言うこともあったけれど、森は静か。鳥見の人も少ない。ぐるっと公園内を回ったけれど、夏鳥の声が さっぱり聞こえない。すまないと思ってか、ウグイスが盛んに鳴いているだけ。夏鳥到着の情報で、前日さんざん追いかけ回されたのか渡りの鳥は抜けてしまったようだった。
長野のシューさん情報では、「オオルリ、1羽だけ鳴いていましたよ!先遣隊が長野にも到着しているようです。」とのこと。既に一夏を過ごす最終地へ飛んでいったのでしょう。
何人かの人に、夏鳥情報を聞いてみると、この日に会った人は、異口同音に、いやあいないねえ〜 ぬけちゃったんだろうね。と言っていた。
それじゃあ、森はあきらめて、田んぼの方にノビタキが出ているらしいとの情報があったので、そっちへ行ってみた。広い田んぼは、そろそろ田植えが始まるので田掻きをするトラクターが動き回っていた。双眼鏡で眺め回すけれど、どの辺りにいるのか見当がつかない。それでも葦が生えている辺りに行けばと思い行くと、2人のおじさんが三脚を据えていた。聞くとノビタキだと教えてくれたので、双眼鏡で見ると葦に揺られながらいるいる。でも、その距離はデジスコの領域。でも双眼鏡でたっぷり見れたので良しとしましょう。オスもいると言う事だったが、残念ながら見えなかった。ゴマ粒のように写ったノビタキ。
近くの土手では、ヒバリがうるさいほどにピーチクパーチク♪ヒバリの高鳴きってやつだ。垂直上昇し、もの凄い高さまで舞い上がって鳴き続けて、次の瞬間急降下。これを見ると春ですね〜!と言う感じ。地上に降りて杭に止まり一休み。
新緑の土手には、カワラヒワ、ホオアカも見られたが、ホオアカのショットは逃してしまった。モズは、獲物狙いなのか、考えるモズなのか…
来週辺りは、少しの間は逗留してくれる夏鳥が渡って来るかな・・・・。
このところ初夏並みの暑い日が続いている。
久しぶりに、いつもの公園へ行ってみた。もう夏鳥のキビタキを見たという話も聞かれたので、ひょっとしたら...と期待をしながら、でもやっぱり来ていなかった。
桜も終わり、今は八重桜が重たそうな花を満開につけていた。森の中は木々や草花が新緑で明るくなっていた。にぎわったレンジャクも1週間くらい前から姿が見えなくなったそうだ。
さっそく、公園内を歩いてみると、まだ森の中はツグミ、シロハラ、シメやアオジがたくさん見えた。シメは嘴が銀色に変わり繁殖の準備に入ったようだ。鳥見の人も平日なのでほとんどいない。一所に5、6人が集まって話し込んでいたが、何か出てくるのを待っていたようだ。
歩いていると、やたらウグイスの歌声が聞こえてくる。少し前は、下手なのが聞こえたが、今日は全体的に皆上手に歌っていた。さながらウグイスの森といった感じさえした。ただ、そんな歌っている姿を探すのは、けっこう難しい。忙しなく動き回りながら歌っているのが多いからだ。森を一回りして、帰ろうと駐車場へ行くと、すぐ脇の木でウグイスが歌っていた。近いので鳴き声を頼りに目で追っていくと、葉陰になったところで大口を開けて歌っている姿を発見!
比較的近いところで、しばらく見ていても、このウグイスはのんびりやなのか?毛繕いをしたり羽をギューっと伸ばしたりしながらもホーホーホケキョ ホーホケキョと歌っていた。
でも、ウグイスはあまり姿を探してはいけない鳥のようだ。色あいも地味で、これといった特徴があるわけではなく、ウグイス自身もそれを知っているのか、藪の中を動き回りながら、隠れるように歌ったり、この日のように葉陰の見えにくい場所に陣取って歌っている。やっぱり、ホーホーホケキョ ホーホケキョと歌だけを聴いているのが良いようだ。
あと1週間もすれば、夏鳥がやってくるだろう。キビタキ、オオルリ、サンショウクイ、、コルリなど今年はレンジャクのように沢山きて欲しい。と言ってこれを書いているうちに、ついに夏鳥が到着したと、情報が入ってきた。オオルリとツツドリ。しばらく休んで山へ向かうのだろう。
2009年3月-2 (3月21日)
埼玉県 もう一度、赤い鳥を探しに
いつも行く公園では、相変わらずレンジャクでにぎわっている。
ところが、この公園の管理者が、公園内を所かまわず踏み入り、貴重な植物なども気にしない鳥見人に対して、ついに警告の「植物保護のため、この期間通路以外の所に立ち入らないでください」という看板をたてた。
まあ、レンジャクは、昨年は来なかったし、またいつ来るかと思えば、この機会に見ておこうと集まってくるのも仕方ないかもしれない。それに、今年の来方は、尋常じゃない。ある日はキレンジャクが100羽くらいも来たという、翌日にはどこかへ飛んで行ったそうだ。
そんなこともあったり、先日キレンジャクも見れたことなので、わざわざ人がいっぱいのところへ行くこともないので、荒川の川べりへ行った。前日ベニマシコの赤いのが見れた、というブログがあったので、それじゃあと、行ってみた訳だ。でも、なかなか姿は見れない。デジスコを担いだおじさんが、赤いのが3羽いるんだけど…、と話しかけてきた。でも写せなかったと、赤くないのはちょっと前に写したと、見せてくれた。ウ〜ん!やっぱりダメかと、でもその辺りを何回も行ったり来たりしながら探してみた。
ちょっと来なかった間に、季節は春になっていた。芽吹きが始まり、今までは、ほとんどが枯れ色だったけれど、新緑が薄っすらし始め、目に優しくなってきた。
ウグイスが何羽か鳴いていた。もう上手く歌っているのもあれば、なんか変な声のがいた。風邪でもひいたかのような、こもった鳴き声だ。
この日は、暖かく、もうそろそろ渡って行ってしまうのだろうか、ジョウビタキがオス、メスとも何羽か見れた。お目当ての赤いのは結局見れなかったが、メスは姿を見せてくれた。彼らも渡っていくのだろう。藪の中からコツコツ音がした。藪の中に立っているシシウドだろうか、枯れた太い草の茎をコゲラが突っついていたのだ。コゲラが太い樹木以外に、自分の体より細い茎を突っつく姿を見たのは初めてで、驚いた。帰りがけに、高い木の枝にヒヨドリが沢山止まって騒いでいたので、何だろうと双眼鏡で見ると、やや後の枝にヒレンジャクが数羽止まっているじゃありませんか。こんな思いがけない所で見れてラッキー!
2009年3月 (3月5日)
埼玉県 レンジャク赤黄!
いつも走っている、グランドでストレッチなどして体を動かしていると、上空を鳥の群れが行ったり来たり。いつもは、時々カワラヒワが群れて飛んでいたり、ツグミがグランドの芝生に数羽降りて地面を突っついたりしている程度なのに、この日はうるさいほど飛び交っていた。
たまに、口笛を吹くような澄んだ鳴き声がするが万年初級素人鳥見人は、聞いたこともない響き。その辺を歩く人が口笛でも吹いているのかと思うほど。キーキーキヨココキィーヒーホーヒー…よく通る独特のさえずりが聞こえた。辺りを見回すが、口笛を吹いている人は見当たらない。それでも運動を続けていると、また聞こえる。声の方を見るが姿が見えない。運動を終えて公園内を歩き始めると、前の森に鳥が沢山止まったり飛び回ったりしている。何かと見るが、高くて肉眼では見えない。でも、時折さっきの口笛が聞こえる。その木は常緑樹で緑の葉っぱが茂っていて良く見えない。しばらく見ながら歩いて行くと、一羽良く見える!見ればシメ?ちょっと白っぽい…ひょっとしてイカル?だとすれば、初イカルだ。
早速、すっ飛んで家に帰り、双眼鏡、カメラを背負ってチャリンコで急行!!
再び公園に着くと、鳥の群れは、さっきの高い木から反対側の桜の木がある地面に降りていた。今度は双眼鏡で見るまでも無く、イカルだと分かった。何やらカチカチ音がする。双眼鏡でよく見ると小首をかしげながら、くちばしで何か木の実でも割りながら食べているようで、そのときの音がカチカチのようだ。何羽くらい居たのだろう。50羽前後居たように思うが、良く見るとシメが数羽混じっているのが分かった。イカルは小さな群れで行動するようだが、こんなにいっぱいで??
土曜日という事もあって、子供たちが近くを走り回ると一斉に飛び立ち、すぐ上の枝に止まって様子を見て、しばらくすると、また地面に降りて地面を突っついていた。それにしてもイカルは、なぜ皆、小首をかしげて考え事ばかりしているんだろう。
2009年2月 (2月6日)
埼玉県 トラ、キク、アカ、シロ、最後はシメだ!
いつも行く公園の常連さんたちのHPやブログを見ていたら、1ヶ月前くらいからトラツグミが来ているということが、書かれ、写真も載せられていた。それじゃあ見てみたいと出かけた。
公園内を回ってもどこに出てくるのかその場所も知らないし、平日で鳥見の人がほとんどいないし出会わない。HPやブログには他にもビンズイが見られるとかあったので、ぐるっと回ったけれどそれらしいのが見えないし、鳥が少ない。レンジャクの情報をどこかのサイトで見たので、そろそろ例年やって来るヤドリギの木にもひょっとしたら…ヤドリギの実は、そこそこに付いているのでレンジャクが来ても大丈夫だ。
水辺を見たが反対岸にシロハラが枯葉をひっくり返しているのが見えた。でも遠い。トラトラと歩いて行くとケッケッケッと鳴き声。見上げるとアカゲラが幹を這い上がりながらあっち向いたり、こっち向いたりしながらどんどん天辺目指して上がっていった。もうトラツグミはあきらめて歩いていくと2人がカメラを据えていた。聞いてみるとトラだよ、と…朝から待っていて、ちょうど今出たところだけど、すぐ見えなくなったと…1人は帰るそうなので、その後しばらく待ったが出そうも無いので隣の森へいくことにした。
隣の森では、シメがやたらに多く枝に止まったり地面へ降りたり、と繰り返していた。アリスイも最近は見れないようだ。少し歩くとカワセミが目の前を横切って少し離れた枝に止まった。しばらくするともう二羽が飛んできて三羽で追いかけっこをしながら姿を消した。恋の季節だろうか。そんな様子をシロハラが近くの枝で見ていたが、カワセミとともに見えなくなった。
少し先に、3人ほど何かを写していたので行ってみると、キクイタダキとエナガ、シジュウカラが忙しなく枝から枝へ飛び移りながら数本の木を渡り歩いていた。そのうちキクイタダキだけになり頭上の枝へ来た。カメラを向けても一所にじっとしていない写せない。何枚か写したらピンボケでもそれと分かるのが写った。
そんな風に上ばかり見ていたら、足元にさっきのシロハラが舞い降りてチョコチョコしていた。キクイタダキもたっぷり見たので、帰り際未練がましくさっきのトラの場所へ行ってみたが、出てきそうな気配が無い。やっぱりダメだった。すると傾きかけた陽射しを浴びてシメがくっきり見えた。今日の最後はシメでお終い。
2009年1月-2 (1月17日)
東京都 クイナ食いねえ
昨年暮れから、赤いのを見たいと思っているけれど、どうも見れない。また荒川の河川敷へ行ってみたがやっぱり見れなかった。それでも少し粘っていたら、葦の中を何やら動いていた。背後から日が射していて逆光気味で見にくかったが、少しずつ水辺に姿を見せてきたのはクイナだった。葦の中と水辺を移動しながら餌を捕っていた。すると大物のザリガニを見つけて突っつき始めた。食う方も食われる方も大変な戦いだ。嘴より大きいザリガニを銜えては引きちぎるようにして食うのだから手ごわい。それでも、図体が大きいほうに軍配が挙がって”クイナ食いねえ”ってことになった。
赤いのは、もうあきらめて辺りを歩いてみると、カシラダカやモズ、ジョウビタキが藪の中から出たりはいったり、冬晴れの大空にはノスリ?が旋回しながらどんどん上昇していった。
河川敷からいつもの公園へ行ってみたが、今シーズンは鳥の姿が少ないような感じだ。ぐるっと回ったが藪の中からアオジが飛び出してきたり、シロハラが落葉をひっくり返しながらチョコチョコしている程度。隣の森へ行くと、シメとアトリが数羽木の枝と地面を行ったり来たりしていた。その先には、カメラを構えている人たちが沢山いた。そこには4、5羽のキクイタダキがいるというけれど、私には見えなかった。それより、すぐ隣の藪にアリスイがいるといって、ここも数人がカメラを据えていた。ここでは数年前に見ているし、毎年来ていると聞いていたので、アリスイの出現を待って見ることにした。1時間ほど待ったみたけれど、現れないのでこの日はお終い。
2009年1月 (1月12日)
東京都 ハクチョウ報道につられて
つい最近、近くの水辺都市公園へオオハクチョウが飛来したというTV・ラジオ・新聞での報道があった。8年ぶりの飛来で、白い成鳥と黒っぽい幼鳥が2羽ずつだといっていた。
たぶん、長居はしていないだろうとは思ったが、いつもカワセミを見に行っている近くの公園という事もあったし、少々運動不足、天気も良いのでチャリンコで行ってみた。
大きな池が2つあり、どちらの池にいるのやら?と・・・池の周囲を歩いて見ると、いつもの感じと少々違う。何がって、カメラをぶら下げた人たちが沢山いて聞こえてくる話にハクチョウ・・・が聞こえてくる。2つの池をぐるっと回ったが、オオハクチョウの姿は見えず、いつもカワセミを見る場所へ行って、その辺りで毎日写真撮りををしている人たちに聞いてみると、やっぱり、既にどこかへ飛んでいってしまったそうだ。この報道でここ数日は、人出がずいぶん増えているとも言っていた。
結局、飛来したというオオハクチョウの姿は、見れなかったが、いつもいるオオハクチョウは悠々と泳いでいた。人出も多かったが、カワセミも何回も姿を見せてくれて、カワセミ観察となった。別々の個体3羽が出てきて、初めのはいつもの止まり木に止まって、あちこち見回しながら綺麗な姿を見せてくれた。次に姿を見せたのも同じ止まり木で、背中のコバルトブルーを見せてくれた。しばらくして、まだ色があまり綺麗ではない1羽が飛んできて、他のカワセミのように池の中の止まり木には止まらず、池の周囲の木の枝に止まって様子を見ていた。常連さんの話では、幼鳥で警戒心があるのと止まり木ではいじめられるとか・・・。目の前の木から反対側の柳の木へ行って様子を見て、そしてもう一度こちらの木へ来てキョロキョロしていたが、その幼鳥は他の池の方へ姿を消した。
少し前に餌捕りをしたようで、今回は腹ごなしにでも来たのか、止まり木で綺麗な姿を見せるだけだった。池の周りでは、もう紅梅がピンク色の花を咲かせていた。
2009年6月 (6月10日)
長野県 夏鳥に会いに
しばらくぶりに森林植物園へ夏鳥に会いに行った。前日は、鳥見というより森林植物園を散歩がてら歩きたかったのでゆっくり出かけた。すると飯綱もそうだったが、今はエゾハルゼミの合唱がかなりにぎやかで野鳥の鳴き声はすっかりかき消されていた。それに葉っぱがかなり茂ってきて葉陰になって見えにくくなっていた。
次の日は、エゾゼミに負けられないと、少し気合を入れて早起きして行ってみた。甲斐あって駐車場は県外ナンバー車が1台あるだけで、野鳥の鳴き声がいっぱい聞こえてきた。キビタキ、カッコウ、ホトトギス、ツツドリ、ウグイスなどなど。
しばらく歩くと子育て中のコサメビタキがオスメス交代で抱卵中。巣の下をそっと通り過ぎ、眺めると巣の中を覗き込む姿が見え、ちょうど抱卵の交代をしたところ。先に行くと透き通ったツィリリリチャヒヒチリリ…と、囀っているミソサザイ。身体は小さいのに声量豊かに一生懸命囀っていた。
木道に沿ってどんどん進むとアオジがこれも上手な囀りチョッピーチョ、チュルチュルチーと、ゆっくりしたテンポで気持ちがいい囀りをしていた。ここは、本当にたくさんのさえずりが聞こえる。
アカゲラも子育て中なのか、オスメスが入れ替わり立ち代り餌を運んでいた。メスは自分の巣穴か分からなかったのか、巣穴の前に止まったものの何回も何回も巣穴の中を覗き込んでいるばかりで、中へ入ろうとしないので他の巣穴と間違えているのかと、見ているほうが可笑しくなってきたが、何回も覗き込んでいるうちに巣穴へ入った。
この日は、前の日とは違う道をと思い、途中から木道をはずれた道へ入っていった。遠くからカッコウ、ツツドリなどの声を聞きながら歩いていくと、奥社の参道に近くなってきたのか大きな杉の木が多くなり、雑木林と杉林を行ったり来たりしながら進む。すると突然頭の上でヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜と。ウン?ひょっとしてアカショウビン??もう来ているの?と? 頭上は杉が高く伸びているし、姿はみえない。携帯電話を取り出してICレコーダーにして鳴き声を録音した。数分間も鳴いているので一生懸命見上げるけれど、やっぱり姿は見えない?と思っているとヒョロロ、ヒョロロと短く続けて鳴きながら飛んでいく姿が見えた。空抜けで色など判らず形だけだったが、奥社方向へ飛んでいった。
昨年は、話題になっていたアカショウビンが、この辺に出るんだ。と…ようやくその場所を知った。アカショウビンが、この地に渡って来ることは、数年前から聞いていたが、姿を見たことも無く、昨年だったか一昨年に、近くの鏡池で池の反対側の林の中から聞こえてきたヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜を聞き、あの辺にいるのかと思って聞いていた覚えがあった。
少し進むと20人くらいの人たちが歩道に三脚をおいてカメラを据えていた。ひょっとしてさっきのアカショウビンはこの辺にいたのかと思い、聞いてみると、そうだった。
そこには、私がいつも行く公園で見かける人たちがたくさんいた。すごい、聞くと早朝、夜中にここに着いての鳥見らしい。ほとんどが県外の人たちのようだ。その先の立木には、昨年の騒動を報じた、信濃毎日新聞の記事が掲示されて注意を呼びかけていた。
しばらく居てみたが、人が増えてきたので参道の方へ行ってみた。途中でも参道を登って現場へ向かう人たちが来る。さっきの人たちは、私が止めた駐車場でなく、奥社入り口の駐車場に止めて来ていたので車が少なかった訳だ。参道手前でウグイス、アカハラが上手に歌っていたしゴジュウカラが忙しなく這いずり回っていた。
その間も、ヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜 ヒョロロ、ヒョロロとアカショウビンの鳴き声は、遠く奥社方面から聞こえてくるけれど、何だか悲しげな鳴き声だ。今年もここでは安住して子育てが出来ないのかと思うと、林の奥から強く弱く聞こえるヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜ヒョロロロロ〜 ヒョロロ、ヒョロロはいっそう悲しげに聞こえた。今年は、去年のようにならなければ良いのだが・・・。
参道を後にして鏡池方面へ行くと、リスの親子?三兄妹?3匹があっちこっち走り回って姿を消した。鏡池まで行く気もなくなったので、途中から駐車場へ向かった。そろそろ陽が上ってきてエゾハルゼミがにぎやかな合唱を始めそうだった。
今回、見たり鳴き声を確認した鳥は、キジバト、ジュウイチ、カッコウ、ツツドリ、ホトトギス、アカゲラ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ミソサザイ、コルリ、アカハラ、ヤブサメ、ウグイス、センダイムシクイ、キビタキ、オオルリ、エナガ、コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、ホオジロ、ニューナイスズメ、カケス、カラス…などなど。
2009年4月-3 (4月23日)
埼玉県 夏鳥を探しに
昨日、いつも行く公園の常連さんのブログを見ていたら、キビタキが入ったと書いてあった。ちょうど今日は時間があったので早速行ってみた。ところが、やっぱり静かな森だ。今日はウグイスもそれほど鳴いていなく目立つのはシジュウカラ、時々キジがケーンと鳴く。行き会う人に聞いても何もいないと言う。
最初の森をぐるっと回ったがシメ、ツグミ、ヒヨドリ、カラスくらいだった。もう抜けてしまったのか・・・仕方ないので、隣の森へ。少し遠回りだが、先日ノビタキがいた、田んぼを経由して歩いていくことにした。田んぼの土手では、セッカがセッセッセッと上昇し、カッカッカッと下降しながらセッセッセッというのかヒッヒッヒッというのか鳴きながら忙しない。地面近くの草むらに入るとチッチッチッチッと、舞い上がって飛び出すとセッセッセッ、ヒッヒッヒッと鳴いていた。ヒバリも相変わらず忙しなく動き回っていた。
ピーチリチー、ピーチリチー、ピーチュルピーチュルピルピル・・・ と、こちらも高く高く舞い上がったかと思うと、ヒラヒラと降りてきて見てる前に着地。地面を突っついて何かを口にして、また飛び上がっていった。
今日は、ノビタキの姿も見えず、田んぼ中を歩き隣の森へ入る。森の手前に生えている背の高いメタセコイアの辺りから、何とキビタキの囀りが聞こえる。でも姿が見えない。鳴き声のする辺りの真下に来たが、声はすれども姿は見えず。見上げても枝が邪魔だ。いろいろな方向から見るが、やっぱり見えない。よ〜く見ると最初に見当をつけた木に、ようやく黄色い腹部を発見!双眼鏡で見ると、木の天辺近くで囀り続けていた。やっぱりキビタキは到着していたのだ。でも、カメラを向けてみたものの、枝の間から黄色い腹しか見えないので、しばらく囀りを聞いて、初キビタキを堪能した。
2009年2月-3 (2月28日)
埼玉県 一昨年ぶりレンジャク!ついに赤いのが
1週間ほど前から、いつも行く公園にレンジャクが来ているという情報が流れていた。昨年は来なかったので久しぶりのことだ。今回はキレンジャクも何羽か来ているという。見に行ってみると、時間が遅かったせいもあるが、駐車場は満車状態なので、これは鳥見人が沢山来ているのだろうと、隣の駐車場へ。ヤドリギの下へ向かい、近くに行くと、びっくり!今まで見たこともないほどの人だかり。大砲を構えて150人超だろう。さてレンジャクは?ヤドリギを見上げるけれど、見えない。ずらっと並んだ人たちの後を端から端まで歩きながら見たが見つからない。そのうちにシャッター音が聞こえ始めたので双眼鏡で見ると、やっと1羽を発見。よく見える場所を探しそこで観察。するとあと2羽出てきて3羽がそれぞれ、枝に止まってふっくらしたり、ツッパリのようにこっちを睨んだり、ヤドリギの実を食べたりしていた。まあ、150:3の様子を見ているほうが面白かった。帰った後、キレンジャクも出てきたという情報があったので、また見に行こうと思う。
レンジャクは、写真に撮っても、どうも目が写らない。あのツッパリがサングラスをかけたような顔。違った目でみれば、落語に出てくる口の周りじゅうにひげを蓄えた、クマさんみたいな変な顔をしていて、写真を見ると目が写っていなくサングラス状態ばかりだ。それと、レンジャクは見るたびに糞をしている。それも”たら〜ん”と伸びた様な糞だ。写したほとんどの写真に糞が写っていて、何だこいつら、糞ったれ〜 かと思ってしまう。
帰りに荒川の河川敷へ寄って、前々から見たいと思って、何回か通ったが未だにお目にかかれない、赤い鳥でも見えないかと行ってみた。前にも行った池状の水溜りを囲む葦には、オオジュリンが2羽飛び移りながら遊んで、時々セミとまりをして見せてくれたりしていた。その姿を見ていたら、水溜りの後ろ側の木に数羽の鳥が飛んできて止まり、木の実を食べ始めた。ひょっとして??そう、あの赤い鳥がついに見られたのです。ちょっと遠くて、逆光ぎみなのでシルエット的にしか見えない。それでも双眼鏡では、はっきりその姿を目に焼きつけ、証拠写真程度には写したけれど、やはり顔の細かい表情は写らなかった。けれど初ベニマシコの赤だ!満足満足!!
帰り道を歩きながら見ると、歩道と川の間にある木には、日向ぼっこ?をして、木の下では、地面を突っつくホオジロが遊んでいた。その先の土手下の大きな葦原の端の木に、カワラヒワが数羽止まってじっとしていた。その下の葦と針金の柵を行ったり来たりジョウビタキがチョコチョコしていた。そんな様子を見ていると、葦の中からクイナがひょっこり出てきたが、人影を感じたのかすぐに葦原の中へ入ってしまった。双眼鏡で葦の隙間を覗いているとクイナの姿が見えるのだけれど、目が合ったかと思うと姿を隠そうと動いた。そして、またクイナの目と双眼鏡を通した目が合うと、今度は葦の奥のほうへ姿を消した。何か悪いことをしてしまった。