2008年9月-2 (9月26日)
埼玉県 渡りの鳥たち2
先日は、サンコウチョウやらヒタキ類が見れ、秋の渡りが始まったようだったが、あれから2週間が過ぎようとしている。あちこちのHPを覗いてみると、ヒタキ類にもキビタキが加わったようで華やかになってきたようだ。
この日は、前線が通過し、お昼頃からは雨が降るというので、その前にいつもの公園へ行ってみた。7時くらいに現着、歩いてお目当ての場所へ行くと、平日とあってカメラを据えていたのは一人だけ。そばで、しばらく待ってみたが、鳥の気配がない。それなら他を回る事に、数年前の秋にヒタキ類が見れた場所へ行くと、そこには二人がカメラを据えていたが、話に夢中になっていた、その頭上を見ると、エゾビタキが数羽、高い枝を飛び回っていた。しばらく見ていたが最初の場所へ戻ってみた。
さっきの人が相変わらず一人でカメラを構えていた。しばらく待っていると、アカメガシワの実を突っつく鳥影。たぶんコサメビタキのようだ。すると近くのサクラの木の天辺にエゾビタキが飛んできて止まり、一頻り風見鶏の如く辺りを見回し、またどこかへ飛んで行った。
しばらく待つと、また鳥影が見えたので、いいポジションに移りながらゆっくりと見物。しばらく観察していたが、またどこかへ飛んでいったので、帰りしなもう一度、先程の場所へ行ってみると、エゾビタキ、コサメビタキが数羽、枝から枝へ飛び回っていた。
見ているとヒラヒラっという感じで飛んでくる鳥影、葉陰の暗い感じのところへ止まった。よ〜く見るとサンコウチョウのようだ。ここしばらくの間でヒタキの数はかなり多くなった。
今日は、ヤブッ蚊対策に虫除けスプレーと手袋をしたが、彼らはちょっとした手袋の隙間から攻撃してくる。前回ほどではないが、何箇所か射され、私のおいしい血を吸われることとなった。
2008年2月 (2月7日)
埼玉県 今日は ジョウビタキ デイ
2008年12月-2 (12月19日)
埼玉県 チョウゲンボウ キョロキョロ
時間ができたので、赤いのが見れないかと思い前回と同じ、荒川の河川敷へ行ってみた。ブログを見ていると、他の方はよく赤いのを見れる。この場所で今週も見たと写真を載せていた。この日は、ちょっと寒くて鳥の出が悪く、昼くらいになってやっと太陽が出てきて暖かくなってきた。すると鳥たちが動き出し始め、どこからかアトリの群れが次々と現れて地面に降りてきた、長い間楽しませてくれた。シメも静かに枝を飛び回っていた。ジョウビタキも、藪をチョコチョコ姿を見せたり隠したりしていた。ベニマシコは、相変わらずメスのみ、でも今日は1羽だけだった。他には、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカなどが見られた。
先日の建物の屋上のアンテナを見たら、チョウゲンボウがジッとして結構長い間辺りを見回していた。しばらくして、ウォーミングアップ、羽を伸ばし足を伸ばし、更に見回してエイッと飛び立って、近くの電線へ到着。そこでやっぱり右見て、左見て、ソレッと地面に向かって急降下。土手の草むらで何やらゲットして飛び去って行った。
2008年12月 (12月11日)
埼玉県 赤いのを探しに
12月としては、暖かかったので近くを流れる荒川の河原へ行ってみた。この河川敷の藪にいろいろな野鳥が見られる。以前から、ベニマシコが見られると聞いていたが、まだ見ていなかったので見たかった。
近くの駐車場から歩きはじめ、取水口の建物にある非常発電機用マフラーで動くものが見えた。双眼鏡で見ると小型の猛禽チョウゲンボウ。しばしキョロキョロ、そして何かを見つけたのか飛び立ち、頭上を飛び、後方で地面すれすれまで変な飛び方をしながら急降下。その後、高く舞い上がり葦原の方へ飛んで行った。
しばらく歩いていくと頭上をキョキョキョキョキョと鳴きながら十数羽の鳥の群れが飛んでいき、近くのハンノキに止まり木の実を啄ばみ始めた。見るとアトリだ。食べるのに一生懸命で顔を半分隠して?この日見たアトリの中に尾羽が短いのが何羽かいたが、あれは何だろう・・・?アトリの近くにシジュウカラの群れが飛んできて、その中に一緒にベニマシコのメスが数羽混じって飛んできた。
そのうちに木に囲まれた水溜りの葦に、ベニマシコが下りてきた。葦に止まりキョロキョロ。すると近くの葦には赤い色?みたいだけれど、じゃないね。別のが来て葦の幹を突っついていた。そこで半時間ほど見ていると、シジュウカラ、ベニマシコ、カワセミ、頭上にはアトリと、しばらく間をおきながらどこかへ飛んで行っては、帰ってきていた。近くにジョウビタキが居たけれど、まだ人に慣れていないのか、あまり近くには出てこないで藪の中をウロウロしていた。少し慣れてくると、すごく近くまで寄ってくるのだが…。やっぱり赤いのは見れなかった!
2008年11月-2 (11月26日)
埼玉県 カワセミ君再び。私は誰〜れ?今季、初ツグミ
冬鳥が来ているかと思い、いつもの公園へ行ってみた。ところがヒヨドリ、カラス以外は鳥の姿はあまり見られなかった。
雨あがりの森は気持ち良かった。でも、ヒヨドリがギャァ〜ギャァ〜うるさく飛び回っていた。それでも、よ〜く見ると高い枝から枝へ飛び回っている姿が数羽見えた。まだ葉っぱが多く葉陰で良く見えない。部分的にしか見えないが、何とかアトリではないか、と確認できた。
公園内をぐるっと回っていくとアカゲラが飛んできてケッケッと鳴きながら近くの木に止まったが、忙しなく幹をグルグル回りながら高い所へ上がっていき、飛んでいってしまった。
この日は鳥見の人も少なかったが、椅子に座ってカメラを構えているお二人がいたので、様子を聞いてみると、アカハラが藪の中で時々グゼっているそうだが、他はいないとのこと。その森を歩いていると、時折チャッ、チャッとウグイスの笹鳴きが聞こえるだけなのであきらめて、隣の森へ行ってみた。こちらも静かだったが、日当たりが良い池の脇にある枝に茶色いものが…双眼鏡で確かめるとカワセミだ。
池を見下ろして獲物を狙っている様子。見ているとパッと水に飛び込み、素早く元の枝に戻って銜えてきた小魚を飲み込むと再びダイブ…しばらく見ていたが姿を消した。
歩きながら近くのグランドの方へ行くと、枝に止まってじっとしている鳥影。日陰で空抜け、シルエットしか見えない。双眼鏡でよく見るとツグミのようだ。今季、初ツグミだった。まだこの1羽以外見かけていない。帰りがけにシジュウカラの群れが飛んできて頭上の黄葉した木に止まった。双眼鏡で見ると、シジュウカラに混じってヤマガラが数羽見えた。
2008年11月 (11月14日)
長野県 今季、初ジョウビタキ
信州は、8月以来久しぶりに行って来た。既に紅葉も最盛期を過ぎ晩秋といった装いだ。今回は、実家の裏山の木場辺りを歩いてみると藪の中で動くものを発見。
早朝の朝露のついた藪の中で小枝に止まっているジョウビタキを見つけた。特に驚いた様子もなく、何見てんだよ!といったような顔をしていた。しばらくカメラを向けて何枚か写真を撮ったけれど、相変わらず小枝に止まったまま、人を無視したようにしていた。そのまま見ていたけれど、動く気配もないのでそこを後にした。
数歩歩いて近くの木の枝でチョコチョコ動く数羽のエナガを発見したけれど、何せ忙しなくカメラのピントを合せる暇も無い。かろうじて数枚写せた。
裏山の木場を山に沿って歩いてきた所に柿木があり、カケスが来て柿を突っついていた。近づいたらパッと飛び立ち近くの木に移って、邪魔しやがって!といった表情で恨めしそうに見ていた。
朝日があたり始めた木に音もなく止まったのはシメ。相変わらず大きな嘴であまり格好が良いとはいえないが、そんなの勝手だろうと言われそうだ。そろそろ、今季も冬鳥達がやって来て、また楽しませてくれそうだ。
2008年10月 (10月4日)
東京都 カワセミ君
しばらくぶりに、カワセミを見に行った。この都市公園は、大きな池とそれを囲むように森が茂っていて水鳥や渡りの鳥も見られる。カワセミは、何組か棲みついていて、いつでも見られるので、カメラを据えて、サンデー毎日カメラマンが10人程度はいつもいる。
10時過ぎに現着、カワセミの池が見える木道を歩いていくと、既に十数人のカメラマンが、手すりにカメラを固定したり、三脚を固定したりして待機していた。
カワセミのお出ましを待っている間に、近くの木でうごめく鳥影がある。双眼鏡で見るとコサメビタキらしい。2羽が追いかけっこをしていた。しばらく待ってみたが、カワセミは出てきそうもないので池の周りの木道を歩くことにした。池には、オアサギ、カワウ、バン、カルガモやカイツブリなどが遊んでいた。
一回りしてきたが、まだお出ましではないようなので、少し早かったけれど近くの茶店でソバを食べて、もう一度現場へ行ったが、まだのようだ。それなら、もう一度、池の周囲を、今度は水辺から離れて池を見下ろせる高台をグルッと一回り。途中で、木漏れ日を透かした、きれいなみどりの楓の下を通った。以前、11月頃だったか、木漏れ日を透かした真っ赤に紅葉した楓をここで見た事を思い出した。
さて、今度こそはと、現場へ行くとグッドタイミング!ちょうどカワセミ君登場。
池の中にある止まり木に止まり、水面をキョロキョロ、しばしあって水面めがけてダ〜イブ、パッと水から上がってきて止まり木に止まったカワセミ君の嘴にはモツゴらしき小魚を銜えているじゃあ〜りませんか!!その小魚を銜えたまま、止まり木にバシッバシッと叩きつけ、それから飲み込む。
まあ、いつもみる光景だけれど、お見事!!それを3回繰り返し、お腹がおっぱいになったのか、お気に入りの木陰へ移動し、そこでじっとしていた。
双眼鏡でみていると、さすがにお腹がいっぱいになったのか、目を閉じたり開いたり、首を伸ばしてみたりとリラックスタイムのようだった。
カワセミ君の魅力的なのは、裏表の体色、特に背中の両翼の間から見えるコバルトブルーの色合いだ。青とだけ表現できない色、これは光の加減で青く見えたり緑色に見えたりする構造色といい、シャボン玉の色がさまざまに見えるのと同じ原理なんだとか・・・。
ということで、今日は綺麗なカワセミ君、茶屋のソバ、おでんも美味しかったので満足満足!!
2008年9月 (9月15日)
埼玉県 渡りの鳥たち
暑かった夏もひと段落して、朝夕はしのぎやすくなってきた。鳥のHPを幾つか見ていたら、そろそろ秋の渡りが始まった様子で山にいた鳥たちが都市公園にも着始めたようだ。あんまり暑かったので、近くのいつもの公園もすっかり行かなくなり、4月以来だったが行ってみた。
情報によれば、サンコウチョウ、オオルリ、キビタキ、コサメビタキ、エゾビタキなどが見られそうだ。毎年鳥が良く集まるアカメガシワの辺りに行くと、沢山の人たちがカメラを構えていた。しばらく何が出てくるのか分からないけれど待ってみたけれど見えなかったので他を見に行くことにした。
ぐるっと回ってさっきの森の反対側へ行くと、また20人くらいの人たちがカメラを据えて梢を眺めていた。その辺りを見ていると、結構何やら飛び回っていた。曇り空の上葉影で薄暗く空抜け状態なのでシルエットにしか見えない。それでも双眼鏡だと何だかは分かる。シジュウウカラ、コゲラがチョコチョコしていると釣られてか、オオルリ、コサメビタキが現れたが、すばしっこくじっとしていてくれない。双眼鏡で追うのが精一杯だ。
そんな時ヒラヒラっという感じで何やら飛んできた。誰かがサンコウチョウだ!止まった枝を見ると正にサンコウチョウだ。何年か前の春、この公園で見たサンコウチョウは尾羽が長かったが、今のは短かった。カメラを向けたが小さい。薄暗い場所で、私の腕ではピンがあまく何とか証拠写真程度にしか写らなかったけれど、コバルトブルーのアイリングが見えたし、初めて写したので嬉しかった。それに双眼鏡では結構楽しませてくれた。
しばらく見ていたが見えにくい場所へ行ったので、さっきの場所に戻ってみると、今度は何かいる様子だ。よ〜く見ると桜の梢の天辺にちょこっと止まっている鳥のシルエットが見える。これも背景が曇り空で色が出ず見えにくいが、双眼鏡で見るとエゾビタキだ。カメラのファインダーには米粒より小さく、ゴマ粒くらいだったが、トリミングしてみれば、何とかエゾビタキと分かった。
この辺りで一休みして、南の国へ渡っていくのだろうが、これからしばらくこの公園も渡りの鳥たちでにぎやかになり、我々の目を楽しませてくれるだろう。
でも、秋の森はまだまだやぶ蚊がまとわりつき、スズメバチの巣もあり公園管理の人が巣の撤去をしていたが、ブンブン飛び回っていた。
2008年8月 (8月18日)
長野県 夏の高原の鳥たち
最近は、近くのフィールドも暑くて全く鳥見から遠ざかっていた。しばらくぶりに出かけた。高原で、2時間くらいフィールドを歩いてみた。6月7月くらいなら沢山の野鳥に出遭えたのだろうがこの日は静かな公園の森だった。昨年の6月には、アカショウビンをめぐっていろいろ騒がれたこの森だ。
この日は、お盆過ぎで人出も少なく駐車場には県外ナンバーの車が3台ほど止まっていたが、森の中で鳥見の人には出会わなかった。急に気温が下がったせいか、野鳥も静かで鳴き声はほとんど聞こえなかった。姿は時々見えるが、曇り空と葉っぱが生い茂っていて薄暗い感じで野鳥の同定は難しかった。
公園に入ってすぐの草原で餌を捕っていたアカハラが見えた。しばらくすると餌を銜えて飛び立ったので後を目で追っていくと、近くの崖状になっている場所に下りたので双眼鏡で見てみると、雛らしき鳥が迎えて餌を口移しをした。親鳥は、また飛び立ち草原へ、それを何度か繰り返していた。
同じ草原にビンズイらしき鳥が3羽ほど草の実や土を突っついていた。これらもしばらくして、近くの森の中へ飛んでいった。公園内を一回りすべく木道を歩いていくと、数羽の野鳥が追いかけっこをしながら飛んでは木の枝に止まりと繰り返していた。素早くて鳴き声も無いので何かと見ていると、ゴジュウカラだった。春にはうるさいほどフィーフィーと鳴いていたのに、今は静かだ。
森も中ほどの木道脇を流れる小川近くで黒っぽい小さな鳥が動いていた。木道の下や草陰の地面へ下りたりしている。じっとしていると、ちょこっと見えるところに姿を見せたミソサザイだった。
その後、園内を一回りしてみたが、猛禽が木の高いところで鳴いていて、一瞬飛び立ったときに見えたが、何であったかは分からなかった。真夏は、あまり鳥見をしていなかったので、こんなものか、ということで退散した。
2008年5月 (5月12/27日)
長野県 高原の鳥たち
森林公園へ行ってみると、さっそくキビタキが目の前に出てきた。木道を挟んで両側の林が縄張りなのか、人が通ってもあまり遠くへ逃げていかない。ウグイスの歌声はあちこちから聞こえ、ときどきツツドリのポッポポッポという鳴き声、カッコウも遠くから聞こえてくる。アオジも良い調子で歌っていた。トッキョキョカキョクのホトトギスも時々聞こえる。
公園内を歩いていくと、キビタキが多い。よく見ると木の幹を這いずり回っているキバシリが見えた。オオルリ、コルリは鳴き声が聞こえるが姿を見つけられなかった。ミズバショウの間の地面にコルリが下りてくるという場所では、カメラを構えている人たちが待っていた。どうもこういう風景は・・・少し奥まった場所で沢山の鳥たちが次々にやってきたエナガ、コガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、モズ、アオジ、アカハラ、ウグイスなどかたまりで森の中を移動しているのだろう。サンショウクイも飛んできた。
少し場所を変えて、山間へ行ってみた。狭い谷にを流れる川に沿って上がっていく道端に黒い鳥がいた。いきなり車が来たので飛び立ち川沿いに飛んでいった。車を降りて姿を探すと、河原の石の上で羽繕いをしていた。するとどこからかもう1羽飛んで来て、誘うように2羽で川沿いに飛んでいった。しばらくすると、また目の前を2羽が追いかけっこをするように飛んでいった。カワガラスだった。繁殖期でデートの最中だったのかもしれない。少し山の中へ入った所でコルリの鳴き声がする。見ればすぐ近くで、シジュウカラと一緒に飛び回っていた。きれいな姿だ。でも、望遠レンズがない。100mmくらいでは識別がつく位にしか写らないけれど写してみた。
いつも、もう少し時間があればいいなあと思いつつも、その時々に出遭える鳥たちの姿が、鳴き声がいいのであって、また次には違う鳥に会えることを楽しみにしたい。
いい季節になった高原へ行って来た。周囲の山々もようやく雪融けが終わり、夏鳥たちがやって来たり、繁殖で高原の森はにぎやかになってきた。芽吹き始めた森は、小鳥達の姿を隠してしまうが、新緑の葉陰で囀る小鳥達を見つけるのも楽しいものだ。
山小屋に到着したら、すぐに歌声で迎えてくれたアオジ。3月4月は、ゴジュウカラが迎えてくれたが今回はアオジ、ウグイスだ。ウグイスは春先に比べると上手に歌えるようになっていた。山小屋の庭先を黒い鳥がすぅ〜っと通り過ぎたので、双眼鏡で追うとクロツグミらしかった。後で図鑑で調べると、やっぱりクロツグミだった。初めて見た鳥だった。
2008年4月 (4月22日)
埼玉県 今年も夏鳥が来た オオルリ
今日は天気が良くなり、暖かくなったのでいつもの公園へ行ってみた。先々週あたりからオオルリが見られたという情報があったので行こうと思っていた。ところが先週末の情報だと姿が見えないという。
公園を歩き出したが、聞こえてくるのはウグイス、シジュウカラの鳴き声くらいだ。一回りしたが、やっぱりウグイスの他には、時々ウィーウィーと猫みたいなオオタカの鳴き声が聞こえてきたり、キジ、コジュケイの鳴き声。あまり期待はなかったので、帰ろうとして歩いていくと、聞きなれないさえずりが聞こえてきた。
さて、何だったっけ?オオルリ?そうだオオルリのさえずりだ!! 姿は見えないが、しばらく近くで囀っていたが移動していった。移動した方へ行って見ると、一応姿は確認できたが、すぐに森の奥に入ってしまい見えなくなった。ちょっとガッカリ!!
顔見知りの人たちが数人いたので、最近の鳥情報を聞くと、鳥は少ないという。脇の田んぼにはノビタキがいるとか、サンコウチョウの鳴き声を聞いたとか・・・・でも、鳥の姿は確かに少ない。ツグミはまだウロウロしていた。キビタキもまだだ。…
皆あきらめて三々五々散っていったが、最後に昨年見かけた林で、ひょっとしたら見えるかな?と…しばらくすると、あのさえずりが聞こえてきた。その方を見るとオオルリが枝に止まって囀っていた。キョロキョロしたり後姿を見せてくれたりした。今日は、他にシメ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、カラス、アオジ、カワラヒワ、コゲラ、オナガ、ツバメなどが見れた。夏鳥のシーズンだけれど、どれだけの鳥たちが姿をみせてくれるのやら・・・。
2008年2月-2 (2月21日)
埼玉県 話題の鳥たち キクイタダキ・コミミズク
厳しい寒さから一変今日は暖かくなったので、いつもの公園と周辺の田んぼへ行ってみた。昨年暮れからキクイタダキとコミミズクが居るという話を聞いていたが、キクイタダキは何回か行ったけれど見れなかったし、コミミズクはどこに居るのかよく分からなかったので、それらしい場所を探しながら行ってみた。
田んぼへ向かって歩いていくと3、4人の人がカメラを据えていたので聞いてみると、キクイタダキだそうだ。早速双眼鏡を覗くが分からない。葉っぱの影で動いているけれど見えない。直射日光が当たっているので常緑樹の葉陰はなお更暗く、その葉っぱの間で動いているから見えにくい。それに落ち着きが無く常に枝から枝へ、ホバリングしたりと動き回る。写真に収めたいけれど、シャッターチャンスと思い、切ると居なかったり。結局撮れた写真もピンボケだった。でも、一応頭頂部の黄色が見えていた。
田んぼへ行く途中のグランドの芝生でタゲリの群れが遊んでいた。タゲリは一昨年見たが昨年は見れなかったので久々だ。群れは50、60羽くらいで、けっこう遠くからカメラを向けたら、監視役と思しき1羽が鳴き声を上げ飛び立つと一斉に飛び立った。一頻りすると、また群れが舞い戻ってきたが警戒心が大きいようだ。単独行動している鳥よりも群れの方が警戒心は大きい感じだ。
コミミズクが出るという田んぼへ行ってみた。この辺りは田んぼが一面に広がりどこがそのポイントか分からない。最初の入り口へ戻った所にカメラを終うおじさんが居たので、コミミズクの話をすると、あそこの人だかりがそうだと教えてくれた。
そのおじさんとしばらく話し、色々な情報を聞かせてもらった。あの場所は、仕切り屋さんが居て、ここから前に出ちゃいかん、とかしきられるそうだ。
そのおじさんは6回来て、2回しか見れなかったそうで、昨日も来たけど出なかったと、でも今日は、風はなく穏やかだからでるかもと、期待を持たせてくれた。でも時間が早かった。3時半から4時過ぎにならないと出てこないという。
おじさんと別れ、人だかりのしている一本向こう側の通りへいって待った。4時頃になると人だかりは、一層多くなり車は10台くらいになった。休日だと50、60台も来るというから少ないほうだ。
待っている回りにも、数人の人が来た。4時を過ぎてもまだ出る気配が無かったが、陽もだいぶ傾いてきた頃、どこからとも無くコミミズクが出現土手に沿って2羽が飛んできた。あまりに近くを飛ぶのでビックリするほどだった。土手を越えて向こう側へ行ったり戻ってきたり。そのうちにすぐ近くの土手に着陸して餌のネズミでも捕っているのか地面に顔を埋めるような仕種を2、3回してこちらを振り返り、また飛び立っていった。その振り向いた顔の滑稽なこと。お面をつけたような顔をしていた。飛び立った足にはネズミが捕まえられていた。その後も何回も飛び回り楽しませてくれた。
この日は、このところ話題になっていた、しかも初めて見る鳥を一気に見れてラッキーな日だった。
2008年1月 (1月10日)
埼玉県 新年初鳥見
比較的暖かい日だったので、今年初の鳥見は、いつもの公園へ行ってみた。色々な情報を聞いていたが、この日はアリスイや赤い鳥が見れればいいなと思い出かけた。
公園について歩き始めると、正面の森から猛禽が飛びたち上空を旋回し始めた。双眼鏡で眺めると何か獲物でも探しているのかキョロキョロしながら上空をグルグル旋回していた。そこへ反対側の森からカラスのカアー吉が現れて、いきなりノスリめがけて飛んでいった。
急襲を受けたノスリはビックリした様子で一瞬逃げたけれど、体制を整えて今度は反撃、カアー吉を追いかけ始めた。すると今度はカアー吉が急上昇してノスリに向かって大口開けて急接近して逆襲。ところが今度はノスリが体をかわしカアー吉の後ろに回り追っ払い、やれやれといった格好でどこかへ飛んでいった。
初鳥見で元気の良い光景を見られて、こいつぁ〜春から縁起が良いやぁ〜 ってな気分になった。
枯れ草の原っぱは、毎年アリスイが出て来る場所で、今シーズンも何回か出ているようで、カメラを据えて何人か待っていたようだ。しばらく待ってみたが出そうもないので、辺りを一回りしてきたがやっぱり出そうもないので、今度は隣の森へ移った。
歩いていくと何かが飛んでいったので目で追って行くとシメだった。割と高い枝に止まって、木の実を食べ始めた。下から見上げる格好なので、綺麗な羽はほとんど見えずお腹の部分だけだった。でも一つ発見したのは、嘴の下の喉辺りに黒い斑点があることに気付いた。図鑑でみるとやはりそう書かれてあった。この森もグルッと回ったが他の鳥にはめぐり会えなかった。
こんどは、少し離れた川べりの公園へ行って赤い鳥を探した。ホオジロやカシラダカに混じって赤い鳥らしい姿を見かけたが、それだとはっきり見極められなかった。ホオジロの真正面の顔が、白と茶色に塗り分けられていて髭をはやしたオヤジのように見えて面白かった。
結局、この日はお目当ての鳥達には会えなかったが、ノスリとカア吉のバトルが見れたので、楽しい初鳥見だった。でも、今シーズンは全体に鳥が少ないようだ。