2007年12月‐2 (12月20日)
埼玉県 今年最後の鳥見かな?
前日は今冬一番の寒い1日だったが、この日は朝から気持ちよく晴れ上がり、日中
の気温も14、5℃まで上がると言う天気予報に誘われて、いつもの公園へでかけた
。ぐるっと一回りしたが、鳥の姿が少ないような気がした。アオジはたくさん見ら
れたけれどシロハラ、ツグミの数が少なかった。カワラヒワやシメはけっこう
見られた。
公園で野鳥があまり見れないので、東京の水がめになっている人工湖へ行ってみるとオオバン、バ
ン、カルガモ、カンムリカイツブリなどが気持ち良さそうに泳いでいた。
川べり で昼飯を食べて、その辺りを歩くと、たくさんの枯れたセイダカアワダチソウの
間にカワセミが止まっていて、時々川の中へ飛んではまた戻ってきていた。川と反対側の堤防の下の藪の中にベニマシコを見つけたが、逆光のために良く見えないので位置を変えて移
っていったらどこかへ飛んでしまった。その後ちょっと出てきたけれど藪の中へ入って
しまったのであきらめた。
この日見れた鳥は、カワウ、カルガモ、オオバン、バン、カンムリカイツブリ、
カワラヒワ、シメ、アオジ、ツグミ、コガモ 、キジバト、コゲラ、スズメ、オナ
ガ、ムクドリ、シロハラ、ウグイス、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ハシブト
ガラス、ヒヨドリ、シジュウカラ、モズ、メジロ、カワセミ、ベニマシコ。
2007年8月 (8月8日)
埼玉県 シロハラクイナの雛たち
やっと梅雨が明けたと思ったら、もう立秋だ。でも、今年の夏はこれからが本番。沖縄の鳥のシロハラクイナだからこんな暑さは何ともないだろうが、見に行く我々は暑くて大変だ。こんな猛暑だから見に行く人も少ないようだ。前回行ったときから、もう1ヶ月が過ぎようとしているが、時間ができたので、その後のシロハラクイナを見に行ってみた。
田んぼに着くと、既にシロハラクイナの雛たちが出ていて、田んぼの畦で餌を捕ったり、枯れ葦の上に座ってリラックスしている風だ。久しぶりに見た雛たちは、大きくなっていて、親鳥と見間違えるほどに成長していた。平日とあって、人は少なくてよかった。カメラを持った人は、よく会う顔見知りの人だけだった。他には、近所のお散歩の人、田んぼの農家の人くらいだった。
しばらくぶりだったので、顔見知りの人に最近の様子を聞くと4羽の雛は、順調に育っているようだが、一番チビだった雛が足を怪我をしたのか、歩き方が少しおかしいようだ。今日は、親鳥は田んぼの中か葦原の中で鳴いているだけで、姿は見せない。雛たちは畦で遊んだり、自分で餌を探しては、ミミズなどを嘴で拾い上げ食べていた。
また、一番大きい雛は、短い距離を飛ぶような格好で走ってみたり、他の雛も飛び立つ練習のように、時どき羽を広げて走り回って元気いっぱいだ。中でも一番大きい雛は、時々我々が見ている土手の下の道路の脇まで出てくる。でも、まだ道路を渡って土手下までは来れないようだ。
一ヶ月前は、親鳥が忙しく雛たちに餌を捕っては運び、口移しに餌を与えていたのに、今では自分で走り回り、餌を探して食べている。一番チビの足と体格が小さいことが、少し心配だが、何はともあれ、4羽の雛たちが順調に育っているので安心した。
今年は、ここの田んぼでヨシゴイの雛も沢山孵ったようで、にぎやかに何羽もが葦原と田んぼの中を飛び回っていた。
シロハラクイナを見ている間でも、すぐ脇の葦原からヨシゴイが飛び立つし、目で追っていくと、また違うのが飛び出してにぎやかだ。雛も葦の先に止まって羽撃きをしながら、時折ホバリングをして飛び立つ練習をしている姿が見られた。
2007年12月 (12月7日)
埼玉県 いつもの公園の鳥たち
2007年11月-2 (11月14日)
長野県 高原の鳥たち
寒冷前線が通過した翌朝は、高い山で雪景色となった。
日の出直前にフィールドへ出てみると、ホオジロが高い枝に止まって囀っていた。曇り空で、高いところなのでシルエットになってしまった。少し離れたところの高い木の天辺付近にも2羽の鳥影がみえた。双眼鏡で見てみるとツグミが止まっていた。これも空抜けしそうで、かろうじてシルエット的に見えた。
少し移動して別のフィールドへいくとカシラダカが草むらから飛び出し近くの枝に飛び上がり枝を動き回った後、一枝に止まってじっとしていた。しばらく見ていると、眠いのか目がとろ〜んとしてきた。
森の中を歩き回っていると、太い幹を忙しなく動き回っているゴジュウカラが目に入った。上がったり下がったり幹を突っついたりしていた。さらに行くとアカゲラがケッケッと飛び回って、これも忙しない動きだ。さらにうるさくケッケッと鳴き声がするので見ると、今度はアオゲラだった。
当たり始めた朝陽を背に高い枝に止まっている鳥影。何かと双眼鏡で見ると飛び立ってしまった。シルエットからミヤマホのような気がするが・・・この日は、おなじみの冬鳥はあまり見れなかったが、ツグミは今シーズン初めて見れた。アトリやマヒワは、まだかいな・・・
2007年11月 (11月7日)
埼玉県 そろそろ冬の鳥たち…でも、カッコウ、ツツドリ
ぐずついていた天気が、今朝は良くなっていたので、ちょっといつもの公園へ行ってみた。と言うのも先週からカッコウとツツドリが出ているという情報があったので、一目見てみたいと思い行った。
公園を回り始めたら、草むらの中からいきなりホオジロが飛び出して近くに止まった。顔見知りの方が居て、アカハラが数羽、この辺を飛び回っていると教えてくれた。
話を聞くと今日はカッコウもツツドリも見かけなかったという。
2007年10月-2 (10月18日)
埼玉県 秋の鳥たち
秋の渡りが始まって久しいが、その後どうなったかと思い、いつもの公園へ出かけた。
先日行った時、キビタキが居た森へ行ってみたが、鳥の姿は見れなかった。しばらく待ってみたれど出てくる気配がないので、さっきの森の反対側の道路へ行くと、20人くらいの人たちがカメラを据えていた。
平日だというのに、暇人が多いなあと、他人のことはいえないけれど、自分だって・・・ 。何が居るのかしばらく様子を見ていると、キビタキのオス、メスの姿が見えた。
オスは枝に止まったままジッとしているが、メスは飛び上がったり止まったり、かなり忙しなく動いていた。何人か顔見知りがいたので話を聞くと、昨日まではオオルリが居たが、出てしまったようだと。先日もそうだった。オオルリには縁が無いようだ。今年はキビタキが多いのか、長逗留しているのか分からないけれど、ずいぶん楽しませてくれる。
キビタキの森を後にして、シロハラクイナはどうなったかと思い、田んぼの方へ行ってみた。いつもの堤防へ行ってみると、顔見知りの人が一人だけで居た。今クイナとタシギが居ると教えてくれた。
シロハラクイナのことを聞いてみると、みんな成鳥になったが1羽しか姿をみせないそうだ。9月の台風の時は、堤防の中程まで水に浸かり、シロハラクイナたちが居た田んぼは水没したそうだ。いろいろな話を聞いてみると、猫に食われたという話やオオタカがこの辺りで比較的大きめの鳥を襲って食べていたということも聞いた。 あれだけ賑わしてくれたシロハラクイナの姿が見れないのは寂しいことだ。
今日は、クイナが出てきて田んぼの中で餌を捕っていたが葦原に姿を消してしまい、暇そうにしていると、シロハラクイナのために刈り残された稲の間からタシギが見え隠れし始めた。長い嘴で田んぼの水の中を突っついて餌を食べているようだ。しばらく見ていると、さっき隠れたクイナともう1羽のクイナが葦原の中から飛び出してきて葦に止まって辺りを見回していた。
空にはダイサギが飛んで来て近くの池に降りた。なかなか格好よく飛んできたが、着陸態勢に入った姿は、ちょうど飛行機が着陸する時に脚を出すのと同じように、それまで真っ直ぐ後ろへ伸ばしていた脚を下に向けて出し、ちょっと不恰好だった。
2007年10月 (10月4日)
埼玉県 キビタキたち
2007年6月 (6月10日)
長野県 夏鳥
2007年7月 (7月10日)
埼玉県 シロハラクイナの親子
空梅雨の様相を呈していたが、後半に入り各地で集中豪雨などで暴れ始めた。そんな今日、時間ができたので、昨年から越冬して住み着いてしまった?シロハラクイナを見に行ってみた。昨年は10月頃に姿を見たのが最後で、12月、今年になってからも月に一度くらいは行ってみていたけれど、時々鳴き声が聞こえるが、姿はずっと見れなかった。
毎日のように通って、様子を見ている顔見知りの人は、行くとその度に、様子を教えてくれた。先月になって、しばらく姿を見せなくなったので、抱卵しているのか雛を育てているのか、という情報があったけれど、見に行く機会がなく、今日やっと来れた。
そして今季初めてシロハラクイナの姿と雛を同時に見ることができた。今年は雛が4羽孵ったそうで、そろって出てきたので無事な姿が確認できてとてもうれしい。
今朝は、空はどんより梅雨空。着くと既に3人ほどがカメラを構えていた。シロハラクイナは、まだ出ておらず、ヨシゴイの雛の話をしていた。
今年は、ヨシゴイが大賑わいで、先月行った時は4羽だったが、雛が孵ったのかずいぶん沢山いた。まだ飛べないような雛が水辺の葦に止まって給餌されていたり、2羽ずつ飛んでいったりで7、8羽は居そうな感じだ。周囲の葦原では、相変わらずオオヨシキリがうるさいが、今は5、6月のうるささではなくなった。
そんなヨシゴイを見ていたら、葦に囲まれた池にシロハラクイナが現れた。池を泳いでくる。親鳥を先導に雛が後について泳いで来る。しばらく葦の間に入って見えなかったが、池から水路を泳いで、いつもの田んぼへ来た。雛は真っ黒クロスケだ。出て来る前に話を聞いたところによると、前日は午前午後ともよく出てきてサービス満点の日だったそうだ。それに最近は、シロハラクイナが出る田んぼに、鳥見に来る人がシロハラクイナのイラストを描いた立て看板が立っているが、そこへ止まることが多いそうだ。
田んぼへあがって来たクロスケたちは、4羽だが1羽チビがいた。歩く時も一番後についてくる。一旦雛たちを田んぼの稲の中へ隠すようにして、親鳥は餌捕りに出る。最初はドジョウを咥えて稲の間の雛へ、次は、ミミズ・・・・・と何回も何回も地面を突っついたり、水路に入ったりしながら餌を捕っては雛に与えていた。親鳥の餌を捕る範囲も次第に広がり、ついに我々が見ている土手の下までやってきて、ミミズなどを咥えて道路を隔てた田んぼへ帰っていく。その間隔が長くなると、お腹が空いているのか、元気の良い雛は、稲の間から出てきて水路際までやってきて、そこで餌をもらっていた。
この光景は、昨年と同じだ。ということは、もう少しすれば、雛たちもこの土手の下まで来るようになるかもしれない?
何度もの給餌が終わったのか、田んぼの畦で親鳥が羽繕いを始めた。すると雛が顔を出して親鳥を突付いたり、親鳥が雛に話しかけるようなしぐさをしたりして、くつろいでいる様子が窺えてほほえましい。雛たちも親鳥の周りをチョコチョコ歩き回っていた。こんな微笑ましい光景を見ていたが、ついに、どんよりした梅雨空が泣き出した。これを潮にこの日は引き上げることにした。6時から約2時間楽しませてもらった。他の数人の人達は、傘をさして、まだ見ていた。この雛たちが無事に成長してくれることを願う。
ここは5月ごろには新聞に写真入で紹介された。昨年に引き続き、雛たちが孵った姿を散歩がてら見に来る人達も多い。昨年は、土手の下の道路は車が通っていたが、今年は、農家の人達や各方面の理解を得られたのか、通り抜けできないようにしてあった。あとは、私達鳥見の人間や写真撮りの人達が、節度を守ろるよう気をつけたいものだ。