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    Wird Bird
写真をクリックすると鳥の写真が少し大きくなります。
鳥見初心者なので、鳥名の間違いなどあるかもしれません。また写真は、ピンボケのもの、ブレブレのものなど素人写真なので悪しからず。   
Wild Birds-3

2007年5月-3  (5月22日)
長野県        新緑の森の夏鳥 アカハラ、キビタキ、ウグイス・・・

2ヶ月ぶりに飯綱へ行って来た。新緑のいい季節になって、夏鳥も沢山見れるかと思っていったが時間もあまり無く、戸隠へも足を伸ばしてみたが、こちらも中途半端な時間で鳥見より草花を見て歩いていたので、ほとんど鳥を見れなかった。平日で人の数も少ないかと思ったが、修学旅行で来ていた生徒が、グループで歩き回っていたり、中高年の20人くらいの探鳥会らしきグループが大声で歩き回っていて、けっこううるさかった。

戸隠ではキビタキ、コルリ、サンショウクイ、マミジロ?らしき姿は見れたけれど被写体にはなってくれなかった。結局、飯綱の小屋の周りで早朝見て歩いたときの鳥たちが被写体になってくれた。
キビタキは、小屋の庭にやってきて時々遊んでいくし、アカゲラも道路の反対側の木に営巣中なのか、終日コツコツやっていた。アカハラは、早朝から大声で♪キョロンキョロンキョロリンチリリリと森中に響き渡るように囀っていた。ホオジロも負けじと♪チョッチョッリー ピィーチョッピピロピィーと、こちらは澄んだ囀りをしていた。
ウグイスは、大口を開けて♪ホォ〜ホケキョ ホォホォホォ〜ホケキョ と歌っていたが、ウグイスは落ち着きのない鳥で一鳴き毎に近くの枝に飛び移っては囀っていた。人が近くに行けばケッキョケッキョという警戒音、いわゆる「谷渡り」に変わる。カケスは何羽かが鳴きもせず静かに飛び回っていた。モズは営巣するのか巣材を銜えて、辺りをキョロキョロしながら林の中へ消えていった。

♪キョロンキョロンキョロリンチリリリ!! 真下からなんか、見るなよ!! ン!何だよ! ♪ピィーチッチリリリッチリリリッチ ♪ホォ〜ホケキョ ホォホォホォ〜ホケキョ 朝陽がまぶしいぜ! さあ、早やいとこ巣を作らなくっちゃ!! ♪チョッチョッリー ピィーチョッピピロピィー 相変わらず怖い顔ね! でも、良い色してるでしょ!! もうちょっと 背伸びして ハイ ポーズ!!

2007年5月-2  (5月10日)
埼玉県        こっちも夏鳥オオヨシキリ。 モズ、チュウサギ

午後から天候が悪くなるというので午前中に、いつもの公園へ行ってみた。先週の土曜日にサンコウチョウが見られたという情報を入手したので・・・でも見れなかった。それどころか夏鳥は全く居なかった。
キビタキは、まだ居ると聞いたが、静かだ。鳴き声が聞こえるのは、シジュウカラ、オナガくらいで、ウグイスも時どき歌うが、今日の歌は下手だ。
近くの田んぼへ行ってみた。田んぼ脇の葦原では、今年もオオヨシキリが渡ってきて、元気よく囀っていた。ギョッギョッ、ギョッギョッシ、ギョギョシ、ギョギョシ。まあ、いつもにぎやかな鳴き声だ。それも大口、赤い口で囀っている。なんでも夜も昼もさえずり続けるそうだが、昼しか見たことが無いので、今度は夜見てみたいものだ。
今日は、風が強く、葦がつねに揺れていて、葦に止まって囀っているところを写そうと思うのだが、なかなかチャンスがやってこない。それでも葦の間から数枚取れた。どんな鳥もそうだが、その瞬間瞬間は、色々な表情をしていて見て楽しいものだ。双眼鏡で見ているときよりも、写真でその瞬間を見ていくと、もっと楽しい瞬間がある。

陽射しが暑かったので、田んぼ脇の葦原になっているすぐ横に、クヌギの大木が3本立っていたのでその下で様子を見ていた。するとオオヨシキリは葦原とこの木を行ったり来たりしている。木の枝に来ては、一頻り鳴いては葦原へ戻り、を繰り返していた。すぐ下に人間が居るけれど平気みたいだった。真下から見上げたら、口ひげみたいなものが見えた。図鑑を見たら、やっぱり嘴の付け根あたりに口ひげがあると書いてあった。

田んぼ中を歩いていくと、脇の竹やぶでギチギチギチギチとモズが警戒の鳴き声を出している。繁殖期なのかな?枝に止まって尾っぽをグル−リグル−リと回しながら鳴く。少し飛んでまた尾っぽをグル−リグル−リと回しながら、ギチギチギチギチと鳴いていた。良く見ると結構可愛い顔をしている。あの、秋から冬にかけて捕えた獲物を、木の刺、小枝に串刺しにしておく早贄(はやにえ)の習性があることなどの獰猛さからは、ちょっと想像しがたい顔だ。
その隣の田んぼには、チュウサギが2羽降りてきて田んぼを突っついていた、良く見るとカエルを銜えていた。
もうこの辺りは、田植えが終わり、田んぼにはサギの姿があちこちに見られた。

さあ、今年も大声で歌うぜィ!! こうすりゃ、多少はましな顔かな!! じゃあ 歌うぜ。よ〜く聞いてくれ!ギョッギョッ、ギョギョシ・・ フウ〜疲れたなぁ〜! ちょいとひとっ飛び!!ゴメンよ! ギョッギョ!口ひげ?。
  どう?かわいい顔してるでしょ!! どう、カエルなんか銜えちゃって!お下品かしら?

2007年5月  (5月4日)
埼玉県      夏鳥のキレイどころ  オオルリ、キビタキ

世間は連休なのに、普通にシゴトをしていたが、やっと人様並みに連休になった。といっても2間日だけ。そいじゃあと、オアズケになっていた、夏鳥を見に行ってきた。連休中なので、たぶん日中は人が沢山出てくるだろう。今頃の早朝は、とっても気持ち良い、ましてや朝の森は、空気がとってもおいしい。

さっそく、森を歩き始めると、小鳥のさえずりでいっぱいだ。キビタキ、オオルリ、シジュウカラなど、コジュケイは突然チョットコイコッチコイと鳴きだし、ビックリする。キビタキは良く歌っているが姿が見えない。葉っぱが伸びて、見えない。1羽だけサクラの枝に止まっていたが、メタセコイアへ飛んで行った姿を見た。なつかしいあの黄色いオレンジ色。でもカメラの被写体にはなってくれなかった。それからも、何回も囀っているけれど姿は見えず。みんなその木の下で粘り強く見上げるけれど、やっぱりさえずりだけ。

その点、オオルリはチュィッチューピリー、ポィヒーリー、ピールリ、ピールリ、ジィ、ジィと囀っては、ここだよ、と言わんばかりにヒラヒラっと近くの枝へ舞う。また姿を消すけれど少し向こうの林でまた囀る。そっちへ行くと、囀っては舞う。そんな感じでよく姿を見せてくれた。でも、いつもそうだけど、高い枝に止まっているから、被写体になってくれるけれど写る写真は今一だ。
聞いたところによれば、ここのところオオルリは♂2羽♀1羽がはいっているそうだ。それにしても、キビタキやオオルリは姿もキレイだが歌声がすばらしい。澄んだ透き通ったような歌声は、何時まで聞いていてもあきないし、心地よい。
頭のメタリックブルーがキレイでしょ!! じゃあ、ちょっと歌いましょ♪チュィチュィピー ツーツーピー!! 高いところにいるんだぜ・・・見えるか〜い!!葉隠れの術? 日当たり具合が今一だぜ、キレイに写ってるかい!! でも、新緑に映えてるジャン!

2007年4月-2  (4月20日)
埼玉県      鳥見端境期  アオジ、クロジ、カケス、ヒバリ、カワラヒワ・・・イタチ

午後から時間ができたので、いつもの公園へ行ってみた。
先週、オオルリの姿が見られたという情報があったので、こりゃあぜひ見たいと思っていた。行って見たが、オオルリは既にぬけて行ったようで見られなかった。何人かの人に聞いてみたがやっぱり見ていないという。
人だかりのところへ行くと、クロジの♂♀、アオジが見れた。見ているとすぐ近くで、いきなりチョットコイコッチコイチョットコイコッチコイとコジュケイが鳴き始めたが姿は見られなかった。
少し離れた場所にはカケスがいた。柔らかそうな新緑の葉が出始めた木を飛び回っていた。カケスの色合いも若なのか、心なしか淡い色合いに見えた。
隣の田んぼに行ってみた。田んぼの畦道を行くとヒバリが鳴きながらホバリングで上がったり下がったりしていたけれど、すぐ近くの田んぼに着地した。田おこしをした田んぼの土の色と同化して、なかなか見分けがつかなかった。田んぼの土手の草むらには、カワラヒワやムクドリがいっぱいだった。
川の土手にイタチが出てきて、素早く田んぼ脇の用水路の中へ消えていった。

大口開けて…囀ってんじゃあないの…イカク! ギャラリーいっぱいね! さあポーズ。 何見てんだよ!! メスは、いつも日陰者ね! まあ、いいっか! どうツーショット!でも逃げ腰ねクロちゃん!
新緑が気持ちいいなぁ〜 若葉色に染まっちまいそだぜ!! 田んぼの中じゃ見分けがつかねえってよ! やっぱ おいらは空で歌ってるほうがいいかな! イタチだよ〜ん!!

2007年4月  (4月12日)
埼玉県       春の公園

サクラの花見も一段落したのでいつもの公園へ行ってみた。この公園は、まだけっこう見られるサクラも残っていた。今のような、天気が晴れれば暑いくらいになるけれど、陽ざしが無い日は肌寒いくらいの寒暖の差がある時期なのでサクラも長持ちしているようだ。木々の芽吹きも始まり、公園へ渡る橋の上から公園を見ると、公園全体がすっかり緑色に変わり春の装いだ。
公園をぐるっと回ってみたが、野鳥は良く見るものばかりで、冬鳥はほぼ渡って行ったのかシロハラ、ツグミくらいしか見えなくなった。夏鳥が渡ってきているという情報もあり、オオルリ、ノビタキがいたというが見れなかった。ウグイスも沢山鳴くようになり、上手に歌えるようになっていた。いつの間にかツバメも空を舞っていた。
花びらが少なくなったサクラの木では、メジロが逆さまになって密を吸っていた。
スズメも花びらが少なくなったサクラで花を千切って吸ったり、もう花びらが落ちてしまったヘタを千切って吸っていた。こんなところにもまだ密があるのだ。そうか、これから実になるのだから当たり前か。シロハラはこの冬、沢山見られたが、今は1羽だけ残っているようだ。

近くの田んぼへいってみたら、シロハラクイナが居た葦原を除いて野焼きをして、きれいになっていた。その後から、もう緑の草木がかなり伸びていたが、見通しのきく広々した田んぼ風景だ。
そんな田んぼ中の畦道を歩いてみると、ホオジロやヒバリが耕した土の間から飛び出す。キジもすぐそばの畦の陰から飛び立った。

得意ってば 得意な格好だけど、苦しいぜ!! もう皆渡って行っちゃった!!そろそろオイラも旅立つかな! 花は無くとも 蜜い〜っぱい!!美味しいぜ! こんな田んぼ中へ来るなよ!驚くじゃねぇか?パタパタ アオジだよ〜 背景が明るくって 分かるかなぁ〜? おいら達は親子?じゃないよ。だってコサギと…だもん!

2007年3月-2  (3月31日)
東京都       花を切り落としたのは誰だ!

サクラが咲き始めて、ほぼ満開になったがお花見をするには、今一天候が良くない。花冷えというのか?それでも、一応咲いたので近くの桜並木を歩いてみた。
するとサクラの木の下に花が落ちていた。普通サクラの花が散るというと、花びら一枚一枚がハラハラと落ちてきて、地面にも一枚づつ散っているのだが、花ごと蔕のところから切れて落ちていた。
それも一つや二つではなくかなりの数が落ちている。これは誰かが落としたのだろうか?と、ふと思った。そんな箇所が幾つもある。歩いていくと、上からサクラの花が風車のようにクルクル回りながら落ちてくるのが見えた。すると、その後にもクルクル クルクル幾つも落ちてくる。見上げるとスズメが居る。
良く見るとスズメが、サクラの花をヘタのところから千切って、その花から蜜を吸って、ほおりなげているのだ。数日前にラジオで、スズメが蜜を吸っている。ということを聞いて、そりゃなんじゃいな?と思っていた。そんな光景が現実に見れたなんて、なんだか嬉しくなった。

サクラやウメの花の蜜を吸う鳥では、メジロやヒヨドリが良く見られるが、この吸い方は、花が開いている方から嘴をいれて舐めるようにするが、花ごと千切って、そのヘタの方から吸うというのは初めて見た。

スズメがやっているなんて、舌切り雀じゃあるまいが、花きりスズメとは・・

銜え直してっと!! こうやって、蔕のところから蜜を吸うの!!美味〜い! さて、もう一丁!! ポキッ! こいつも吸って、ポイッと これも銜え直してっと! こいつは、横銜えで吸っちまえ!! こんなのが落ちてるんです!

2007年3月  (3月22日)
長野県       春はもうすぐ

暖かかった冬も終わり、ちょっと寒い春がやって来た。暑さ寒さも彼岸まで・・・なんていわれているけれど、ちょうどそんな時季に用事があって信州へ出かけた。
待ち合わせに少し時間ができたので、善光寺さんの裏山の長野市街、善光寺平を見渡せる場所へ行ってみた。
日が翳ってきてしまい、車の中で待っていたが退屈なので、その辺りをぶらぶらしていると小鳥のさえずりが良く聞こえてくる。
幾種類ものさえずりが聞こえるので最初何か分からないでいた。目を凝らして見ていると、しだいに小鳥の姿が見え始めた。高い枝に止まって囀っているのは、ホオジロとメジロだった。
カワラヒワは10羽くらいの群れがコロコロ囀りながら飛び回っていた。見下ろしていた、藪にはミヤマホオジロが3羽飛んで来て、私の方をジッと見つめている。こんな姿は何か変な顔をしている。しばらくその辺を飛び回っていたが、どこかへ飛んでいってしまった。
すると、さっきから藪に潜ったりして姿を見せたり隠したりしていたジョウビタキが良く見えるところへ出てきてジッとしている。
ミヤマホオジロとジョウビタキの♂は、私的には初めてお目にかかるので、思わぬところで見れて感激!。春、もう少しすれば冬鳥も旅立っていくのだろう。
木の実より小さくて、実を食えね〜よ! ツィ チョチョチョチー 一生懸命囀ってんのに!!見てくれよ〜 ジョウだぜ!!よろしっく!!何か白髪みたいに見えちゃうね キョロキョロ、春か、そろそろ北帰行だな! 誰だい、おいら見てるのは?寄り目になっちゃうよ!!

2007年2月-3  (2月27日)
埼玉県         いつもの公園でお散歩鳥見
 

久々にいつもの公園へ行った。暖かく天気も良かったので、奥方と弁当でも食べながら、お散歩鳥見でもしようかと出かけた。出かけたのは11時頃。暖かく背中にザックを背負っていると暑いくらいだった。

2月の初めに行ったきりだったので、どんなものかなぁ〜と、思って行ったら、けっこうたくさんの鳥達を見る事ができた。
今シーズンは、シロハラがやたらに多いようだ。その代わりアカハラの姿が少ない。今までは、アカハラのほうが良く見られたような気がする。歩き始めたらシロハラが2羽、そこへツグミがやってきて、チョッカイをかけ追いまわしていた。
少し行くと、いつもの場所にジョウビタキのお嬢ちゃんが、お行儀良く止まり木にいた。野鳥の森に沿って外周を歩いていくと、アカゲラが2羽うるさく鳴きながら木から木へと移りながら飛び回っていた。
藪の中からチッチッチッチッと動き回るウグイスのお尻だけが見えた、そろそろ歌い始めたウグイスの声も聞こえたが、このウグイスはまだのようだった。
また、少し行くとシジュウカラの群れがにぎやかに、地面や木の枝に止まったり20羽くらいもいた。そんな中で暖かいので気持ちよさそうに羽繕いをしているのがいた。くちばしを身体に差し込むようにしているので顔の表情が全く分からない。手旗信号のように羽を上げたりしていた。

もと来た道を戻って、ヒレンジャクが来ているヤドリギがある木の下へ行ってみた。一時期10羽くらいまで姿を見せていたけれど、この日は3羽。それも近くの木ではなく、林の奥で肉眼でも双眼鏡でも確認はできたが、枝が邪魔で写真を撮る気にならないところだったので、目に焼き付けてきた。
笹薮に隠れたり出てきたりしているルリビタキがいた。このルリビタキ、少し前までは餌付けをされて、暇なおじさんたちのモデルをやっていたけれど、この日おじさんたちは、ヒレンジャクに夢中でルリビタキには目もくれないでいた。でもルリビタキにしてみれば、それのほうがいいのかもしれない。ルリビタキっていう名前だけど、ヒタキ科ではなくツグミ科って知らなかったなぁ。
少し離れたところには、シメが1羽。このシメも前に行ったときにも、この辺りにいたから同じシメのような気がする。

となりの森へ行ってみたらオナガがやたらに多く見られた。
ヒヨドリも沢山いたが、いつも飛び回っている姿は見るが、この日は、じっと枝にとまっていた。双眼鏡でのぞいても、カメラを向けてもじっとしていた。いつも、ピーッ、ピーッとうるさい鳥なのに、こうして見ると結構可愛い顔をしていた。
こうしてボ〜っとしてるのに、ツグミのやつ、追い回すんだ! ハイポーズ!いつものとおりよ!! お尻でゴメンなさ〜い!もう少ししたら ♪歌いますよ〜♪  モデルやるの疲れちゃった!!でもきれいでしょ!ルリちゃんよ よく見ると、へんな顔してるよね!!嘴の縁取りがおかしいんだね いつもお騒がせしてま〜す!でも可愛い顔でしょ。おすまし顔!! シャァーシャァー!後ろ姿じゃなく飛んでるところ写して!!
ありゃりゃりゃぁ〜 顔が頭がなくなちゃった? う〜!手じゃなくて 嘴がとどかねぇ〜。 手旗信号だよ〜 ハイ 右上げて!!アッ左だぁ〜

2007年2月-2  (2月12日〜13日)
長野県          アオゲラ・アカゲラ

久しぶりに信州へ出かけた。今冬は、暖冬のせいか雪が少ない。北信濃の各地も雪が少なくて雪祭りなどのイベントの開催が出来なくなっているようだ。長野市街地は全く雪の気配もなく、長野市の背後にある飯綱高原も極端に雪が少ない。
例年だと1mくらいの積雪があるはずなのに30cmくらいだ。こんな気候だからか、分からないけれど、野鳥の世界にも異変が起こっているようだ。今頃は、マヒワやアトリが群れを成して飛び回っているはずだが全くいない。ツグミの鳴き声も姿もない。シジュウカラくらいしか見えない。そんな中で、アカゲラとアオゲラが見れた。
アカゲラは、小屋に着いた日に、いつものように辺りを歩き回って野鳥を見て歩いたが全く見れず、小屋へ入ろうとしたらコツコツコツコツ音がする。音のする方を探すけれどなかなか見つからない。それもそのはず、高い枝の又になっているところを裏へまわったり見えるところへ出てきたりで、やっと見えたと思ったらどこかへ飛んでいってしまった。

次の日も、いつものように飯綱山麓を歩き回って野鳥を探したが、ウソのフィーフィーと、ちょっと悲しげな鳴き声が聞こえてくるだけで姿は見えない。一回りしたが、結局何も見れなくガッカリ! 
またまた小屋へ入ろうとするとケッケッケッケッケッとけたたましい鳴き声がきこえる。そっちへ行ってみると、比較的近い木の幹にアオゲラが止まって、小さい穴を突っついている。様子を見ていると面白い。
いろいろな表情を見せてくれる。しばらくすると幹を上のほうへ上がっていったが、また下がってきて元の小さな穴のところへ来て穴の中へ嘴を突っ込んで突っついている。30分も同じ事を繰り返して、見ているほうが疲れてしまい小屋へ引き上げた。
その後も小屋の中から見ていたけれど相変わらずセッセと作業をしていた。珍しいことだ、いつもなら少しすれば飛んでいってしまうのに、見ているほうが退散するなんて。おかげで写真は70枚も撮ってしまった。

フェ〜 疲れた!背伸び 背伸び中だよ〜ん!! セッセ セッセ穴掘りだ〜い!コツコツコツ!! この穴 この穴 虫がいるんだよね〜 え〜い 出て来〜い!食ってやる・・・ う〜ん、何じゃこりゃあ! ありゃりゃ!そんな方へ行くんじゃないよ〜! えっ!何だい?こっちの顔は、変かしら? ン〜ん?おかしいなぁ〜?。 やっぱり、真横からが良いかしらね ハイ ポーズ!!   やっと見つけてくれたね!遅かったんだよネ!!

2007年2月  (2月6日)
埼玉県        アリスイその2

先日、アリスイを見に行ったが、少し遠すぎてあまり良く見えなかったし、写真写りも良くなかったので、もう一度見たくて出かけた。
今日も待つけれど姿はなかなか現れない。シジュウカラ、ヒガラは群れになって枯れ草の野原を飛び回っている。その群れに混じってカシラダカ、メジロも5、6羽が一緒になって飛び回っていた。
アオジもひっきりなしに飛び回っていた。そんな中すぐ近くの枯れ草の茎にベニマシコ♀がチョコンと止まってキョロキョロして飛び去った。
待つこと2時間くらい、ヒョコッと枯れ草の天辺に白いものが見えた。双眼鏡をのぞくとアリスイだ。先日よりは近い場所だがやっぱり遠い。カメラのファインダーをのぞいてシャッターを切ったと思ったら、もう姿は消えていた。1〜2分だった。今日は短かった。先日と同じような写りだが、今度は顔が見えた。あまりに短い間だったので、もう一度出てくることを期待して、1時間待ってみたが出てこなかったので今日はお終い。

帰りに近くの川をのぞいたらオオバン、カンムリカイツブリの姿が見えた。
今日も4月上旬の気温まで上がった。歩き回ると汗ばんでくる。水鳥たちは気持ちよさそうに水面を滑るようにス〜イスイス〜イ〜・・・

おいらアリスイ!こんどは顔だぜ!どうだい 遠〜いけど、顔の方がいいでしょ!!アリスイってわかる? カシラダカだよ〜!枯れ草の中、目だたね〜!! おいらはメジロよ 私は、誰でしょ!分かる? スーイスーイオオバンだよ〜? ちょっと遠〜過ぎ!冠が良く見えね〜!

2007年1月-3  (1月31日)
埼玉県         アリスイ 初見!変な色だった!

本来なら寒中で寒い寒いと炬燵にでも入っている頃だというのに、この日は3月から4月初旬の気温だという。そんな暖かさに誘われていつもの公園へ出かけてみた。
前からアリスイが出ているという情報は聞いていたのだが、皆さんの写した写真を見ると、枯れ草の野原に枯れ草と同じような体色のアリスイが写っている。これじゃあ見つけるのは大変だと思っていたので今まで、見に行く気が薄れていた。
でもこの日の暖かさなら、じっと待っていてもいいか、とズクなし根性をたたき直して、それとこの日はアリスイ一点張りにすれば必ず見れる・・・なぁ〜んて、少しその気になっていってみた。
この日は、私の他に3人、やっぱり初めてで、なんとか見たいという人たちと待った。待つこと3時間、枯れ草の山の天辺に何やら動くものが・・・双眼鏡をのぞくと、おお〜待ちに待ったアリスイの姿。図鑑やHPの写真で見た、あの変な姿がそこに見えていた。じっくり見るけれど、やっぱりへんな色だ。でも初めてなので嬉しくなった。カメラのファインダーをのぞいたけれど、遠〜い。それでも4、5枚シャッターを押してみた。家に帰ってPCで見てみるとかろうじてアリスイかな?くらいに見えていた。
待っている間、後ろの木にはアオジやシジュウカラ、シメがかわるがわる現れて、こっちも見てくれよ〜というように見ていた。近くの汚い川にはカワウがのんびりしていて、双眼鏡で見たら、何だよぉ〜という顔をされた。こっちを見ているカワウの顔も変な顔をしていた。
おいらアリスイだぜ!これじゃあ、見っけられねだろなぁ〜!どうだい やっぱ!遠〜過ぎだよ!!アリスイってわかる? 地味だよね!!それに枯れ草の中、目だたね〜!! ちょっとぉ〜、こっちも見てよ!!アオジよ 私達の方が綺麗でしょ!! 今日は 暖かいぜ〜!ちょっと日陰がいいかな? 何見てんだよぉ〜!変な顔だって?

2007年1月  (1月8日)
埼玉県         新年初鳥見   

新年も8日になったので、今年初めての鳥見に行った。いつも行く公園とシロハラクイナが居る田んぼへ行ってみた。
最初田んぼへ行ってみると、いつも観察に来ているおじさんがこの日も来ていた。この人からいろいろ情報を聞いてみると、シロハラクイナは3羽が葦原に居るけれど、なかなか姿は現さないとのこと。 この日も葦原の中からは鳴き声が聞こえた。少し離れた場所に居るようで、右側の方から鳴き声がした、すると左側の葦原から応えるような鳴き声、また右側からで鳴き声がした。お互いに呼び合って場所を確認していたようだ。しばらく観察していたが姿は現さなかった。

いつもの公園は、お天気も良く家族連れが多かったが、鳥見の人たちも沢山いた。
ウソが5、6羽木の実を食べながら飛び回っていた。この森では、最近アリスイが話題になっていたので、その場所へ行ってみたが見れなかった。
隣の森に移って、いつものように歩き始めた、 冬枯れたようなメタセコイアの林が続き、その脇に広がる野鳥の森との間には、前日の雨でお堀のような水溜りができていて、その向こうへは渡れず、野鳥の森ではオナガ、アカゲラ、オオタカが見えた、ウグイスは藪の中でジッジッジッと地鳴きが聞こえるが姿は見えなかった。
この辺りは、毎年今頃になるとジョウビタキが見られるが、この日は見えなかった。さらに歩いていくと、 林の中に水溜りが出来ていて、そのすぐ近くでシロハラが佇んでいた。知らん振りをして近づいても飛んでいく気配はなく、近くで観察できた。
その先で、数人の人が木を見上げていたので行ってみると、コゲラが一生懸命穴掘りをしていた。時々ギャラリーが気になるのかちょっと振り向いたりしていた。
コゲラの作業の邪魔をしてもいけないので先へ行くと、ここも毎年見れる場所に ルリビタキの♀がいた。♂も来て居るようだが遊びに行っていたようで見れなかった。♂に比べ体色が淡い色の控えめだ。尾羽だけがややルリっぽい感じがするが・・・。ルリビタキを堪能できたので、そろそろ帰ろうと歩いていくと、目の前を横切って枝に止まったメジロ、ふっくらとして暖かそうだった。
今度こそ帰ろうと歩いて行くとアカゲラのキョッキョッという鳴き声がした。 そっちへ行くと、高〜い木に姿を発見!でも遠い。かろうじてアカゲラと分かる。双眼鏡で見ていても、チョコチョコ幹を移動して裏側へ行ったり、見える側に出てきたりしていた。写真、でも遠〜い。写した写真は?かろうじてアカゲラと分かる写真だった。そこへ周囲から人がたくさん集まってきたので、そろそろ退散。歩いていくと、草むらから1羽飛び立って目の前の枝に止まった。 空をバックに陽射しも強いせいか、鳥の原色が良く分からない、シロハラのような気がするのだけれど?良くは写っているけれど・・・私はだれだ?
もっと上手く写してくれよ!遠〜過ぎだよ!! ルリちゃんと比べちゃ地味だよな。同じ場所になんか出るんじゃなかった!! キョロキョロ、こんな道路へ降りるんじゃなかった、誰だい、おいら見てるのは? 掘っても掘っても、まだまだだぁ〜!セッセ セッセ・・・ セッセ セッセ穴掘りだ〜い!オッ ギャラリー多いなぁ〜! ふっくら 暖かいぜ〜!世の中寒いって〜のに ごめんなんしょ!! どうツーショット!! ウソみたいでしょ?
ギャラリーいっぱいね! さあポーズ。 もうちょっと 背伸びして ハイ ポーズ!! 少し向きを変えましょうね! どう? 後姿もいいでしょ!尾羽 これがルリちゃん って感じでしょ。 どう、ちょっとぉ〜 ちゃんと写してる!! もう少し こっち向いたほうがいい? 私は 誰〜れだ?   こんなのも飛んでました。それも1日中

2007年6月  (6月2日)
埼玉県        ヨシゴイ、バン、コチドリ シロハラクイナ

6月に入り、九州南部では入梅したと聞く、そろそろ天気も愚図ついてきたようで、関東も入梅間近だろう。
今日は、いつもの公園へ行ってみた。しかし、聞こえるのはシジュウカラ、コゲラ、ウグイス、スズメの囀りくらいだ。鳥見人も少なく、聞いてみると、昨日は、サンコウチョウが見れたりホトトギスの声が聞こえたとか・・・一応公園を一回りしてみたが、やっぱり常連さんばかりで、お目当ての夏鳥は見れなかった。
そこで、近くの田んぼへ行ってみた。昨年の春ころから姿を見せ、越冬したシロハラクイナはどうしているか、時どきは行って見てはいたけれど、なかなか姿を見せてくれなく、毎日のように行っている人に聞いてみると、昨年生まれた子供5羽と親のうち、今は3羽くらい居るようだ。
しばらく前までは、2羽とバンのメスは仲良く接近していたが、バンのオスがやってきて追っ払われてしまうようだ。昨年シロハラクイナが居たテリトリーは、今、バン親子のテリトリーとなっているようで、少し離れた場所に居るようだ。
シロハラクイナは、鳴き声はよく聞こえるが姿はなかなか見えない。先週は2羽で居る姿が見られたそうだが、今日の早朝は単独で行動していたそうなので、ひょっとしたら抱卵中か、産卵間近なのか?その後も、今か今かと出てくるのを待ったが、長い間鳴きあっていただけで、姿は見せてくれなかった。
バンは、親と真っ黒クロスケのような雛9羽が、親鳥の後をぞろぞろ付いて歩きながら、しきりに親に餌をねだっていた。昨年のシロハラクイナの雛も最初は真っ黒クロスケだった。
昨年は、2羽しか居なかったヨシゴイが今日は、4羽確認できた。やはり4羽居ると、1羽飛び立って、次さらに次と昨年より見れるチャンスが多くなり、多くの鳥見人を楽しませてくれた。そのうちの1羽が、田んぼの畦に止まって、じっと田んぼの中にいる獲物を狙っていた。ジッとして少しずつ首を伸ばして行ったけれど、何かの気配を感じ、餌捕りを諦めて飛び立っていった。

早朝から、シロハラクイナの出てくるのを待ってみたが、鳴き声ばかりなので諦めて帰ろうと歩き始めると、前方にヒラヒラと舞い降りてくる鳥がいた。ハクセキレイかなと思い、双眼鏡で見てみると、動きが違う。良く見るとコチドリだった。私のような、同じフィールドでしか鳥見をしない人間は、図鑑でしか見たことが無く、初認だった。

この他、オオヨシキリは相変わらずまっ赤な大口を開けてギョッギョッ、ギョッギョッシとうるさかった。ヒバリもテリトリーを主張しているのか、高く高く囀りながら舞い上がり、降りてくる、を繰り返していた。セッカはセッセセッセカッカカッカと鳴きながら、これも上がったり下がったりしていた。ツバメも子育て中、餌やりに忙しそうだった。
遠くの森からはカッコウの鳴き声が聞こえ、初夏の装いだ。

お〜 何か居るぞ〜!! そぉろ〜り そろ〜り!少しずつ 首を伸ば〜して! よよ!もう少〜し! 静かに静かに キョロキョロ、えっ!!何だい?今忙しいの! ん もぉ〜!!せっかくチャンスだったのに もう しょうがないなぁ〜!行くしかないよ!! あ〜あ 邪魔しやがって!!  うわぁ〜! 又裂きヨシゴイだぁ〜!!
さあ ちゃんと歩くのよ! 兄妹がいっぱいなんだから!! ギャラリーいっぱいね! さあ行くわよ!ぞろぞろ。   あれ!珍しいとこへ来ちゃったね ハイ ポーズ!! ハイ向きを変えましょうね! どう?   さあ もう一っ飛びするか!  僕にもちょうだい!!私にも早く〜 お腹すいたよ!

2007年1月‐2  (1月23日)
埼玉県         ヒレンジャク飛来、鳥いっぱい

最近、レンジャクが出始めているということを聞いたので、いつもの公園へ行ってみた。
歩き始めると、すぐ脇の林でフィーフィーとウソの鳴き声が聞こえたので、見上げると数羽、高い枝にとまっていたが、隣の森へ飛んでいった。

メタセコイアの立ち並ぶ、いつもの通り道を少し歩いていくと、シジュウカラの群れに混じってヤマガラが数羽いた。水路の向こう側には、アカハラ、シロハラが仲良く遊んでいた。
毎年ヒレンジャクがやってくるヤドリギの木が何本かあるが、そこに居た人に聞いてみると、今朝一度出たというが、このときは姿が無かった。まだ、数も数羽しか確認されていないようだ。
しばらく様子を見ていたが出てきそうも無いので、もとへ戻って水路脇に沿って歩いて行くと、野鳥が居る森の方から、ケッケッというアカゲラの鳴き声が聞こえるが姿は見えず、さらに進むと、木に止まっていたハイタカがバサバサと飛び立っていった。その下は、前にウソがカナムグラの実を食べていた藪だ。この日は、この日当たりがいいところでアオジが羽繕いをしていた。

ヤドリギのところへ戻り、ヒレンジャクは来ているか見たが、その気配が無いので、公園を一回りすることにした。コゲラはセッセセッセと木を突っつく姿があちこちで見られたしシロハラがやたら多いような気がする。
歩いている間にも、時どきケッケッケッケッと アカゲラの鳴き声が聞こえるが飛び回っているようで、姿は見えない。それでも、前に何回か見かけている場所はどうかと、そこで少し待ってみた。でも現れないのであきらめて歩いていくと、コツコツコツコツ木を突っつく音がする。コゲラがまた突っついているなぁ〜と聞いていたが、ちょっと力強いコツコツだ。よく見ると、見つけにくい木の又になっているところで突っついては、周りをキョロキョロしているアカゲラを発見!その後隣の木へ飛び移って、羽繕いをしながらいろいろな格好を見せてくれた。

まだ、ヒレンジャクに未練があったので、またヤドリギのところへ戻ってみたがやはり気配はなし。
近くにルリビタキ♂が出ていたので、のぞいて見た。ここは人気があるようで大砲がずらっと並んでいた。それもそのはず、餌付けされているようで、餌をねだって出てきているようだった。綺麗な鳥だけど、飼われている鳥のようで、ちょっとガッカリ!それでも4、5枚写してみた。

そろそろ帰ろうと思い、メタセコイアの通りへ行ってみると、日なたの地面をチョロチョロしているものが見えた。近づいてみるとジョウビタキのおジョウちゃんが居るじゃないですか。そういえば、毎年出てくる場所だ。昨年もここに出ていた。人懐っこくて、私が立ってカメラを向けても、じっとこちらを見ていたり、地面を突っついてミミズを掘り出して食べたり、まったく逃げていこうとしない。昨年もそうだった。ジョウビタキは、こういう習性?なのだろうか。

うるさいネェ〜 仕事中だっちゅうの!! セッセ セッセ穴掘りだ〜い!コツコツコツ!! キョロキョロ、羽繕い中、誰だい、おいら見てるのは? かゆいかゆい!ツンツンツン・・・ 羽繕いも終わったから、ちょいと姿勢を正してっと! さぁ〜て、どこかへ飛んでこうかな、じゃあ ごめんよ!!
チョン、こんなのもいいでしょ!オテンバって感じでしょ。 どう、後姿?見返り美人って、私のこと? お腹すいちゃった!!ちょっと失礼、美味しいミミズちゃん!    お〜い皆んなぁ〜 どこへ行っちまったんだよぉ〜? 今年は、皆来ないなぁ〜 こっち向いたら? 誰ぁ〜れだ!!シロハラだぁ〜
う〜ん ちょっと明るすぎじゃない? もう少し良い色に写して!! こっち向いてもダメかなぁ? もう、じゃあ後姿がいいんじゃな〜い?どうこの色じゃ? でも、まあいっか?瑠璃色とオレンジが綺麗だ!!    おいらは、いつもこんな格好、疲れるぜ!! 顔が見えないぞ!ちゃんと写してくれよ〜 アカハラ、どこへ行っちまったんだ!!遊ぼうよぉ〜
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