ここまで終われば、あとは屋根やさんの仕事となる。。
垂木が母屋からはみ出る下屋の部分はログの外壁と同じように防腐コーキングを行った。
垂木を両屋根分打ち終えたら、桁の上に、面戸板を打ちつける。
垂木の鼻先を切りそろえ、鼻隠しの板を打ち、その次には破風板を打ち付けると屋根工事の軸組みがほぼ完了だ。
屋根全体の垂木の上に野地合板を打ち付けていく。屋根半分が板ばりになると、ようやく小屋の形になった。
ロフト・屋根工事 1
すべての開口部にヘッダーが載り、ログ壁がすべてつながった。
二階(ロフト)の床梁はログ壁の最上段の平面と同じレベルで仕上がっている。
ログ壁の最上段には、桁になるログを載せる。桁はログ壁の丸太より、屋根のけらばの出の分が長くなる。この小屋では両面に1.5メートルづつ屋根が出る。桁の外側は屋根の勾配で平面が出されていた。
棟木が建てられ屋根の頂点の梁部分では、左右の垂木を勾配に切って突きつけて桁や母屋、棟木には3寸釘で斜め打ちつけた。
積み重ねてきたログ壁。窓やドアなど、開口部にはヘッダー(まぐさ)
が載る。また、開口部の積み重ねた丸太にはキーウェイを彫るなど
の加工がされている。
枠とヘッダー下部との隙間をセトリングスペースといい、ログの乾燥
などによる収縮(沈み)を吸収するためのスペースを設けてある。
これは、枠が絡む丸太一本あたり約1センチくらいだ。
【ヘッダー】;開口部の一番上に載るログでセトリングスペースが付く。
【キーウェイ】:開口部の縦枠回りのログに溝を切り窓、戸を取り付けられるようにする溝。
ログ組み 2
ログ組み 1
基礎が5月半ばには出来上がったので、丸太組みを梅雨の時期でも雨の合い間合い間を見ながら何とかしようと思い、
6月初めから丸太組み工事をはじめた。
ところが、ところがである、天は我にあり?今年は、見事に空梅雨。おかげさまで作業が順調に進んでいる。そして7月
半ばでほぼ丸太小屋の形がみえてきた。
今、これを書き終わる頃は、屋根やさんの仕事も終わってる頃だろう。
これからが細かい部分や内装、設備を入れるなど時間がかかるのだろう。
さてさて、次はどんな報告ができるかなぁ〜!?
ログ組み工事。開口部を残し徐々に組みあがっていく 【20030612】
搬入
基礎の上端には、アスファルトルーフィングを敷いて、土台と基礎のコンクリートが直接、接しないようにした。まず最初はシルログ(一番下のログ、つまり土台の上のログのこと)に、アンカーボルトを固定するための座彫りを行い、基礎に固定した。このシルログ材へは、防蟻防虫剤を塗っておいた。
床、デッキは本体と別に独立した方法で切り離してとりつける。これは後々のメンテナンスの点でも好都合だ。
建て方の前にコンパネを貼ってステージを組んでおくと丸太を積む際、足場がよく、仕事が楽になるので貼った。また、このコンパネは基礎の高さで、完成後はこの上に床板をはるので、さらに好都合だ。
ここまでの作業は、既に終了して床の上に我等が”ブルーシート”が敷かれログ材の搬入だ。
大規模なログハウスで輸入ものは港から大型トレーラーで運ばれてくる光景が見られるが、我が家は規模も小さく加工場からもそう遠くはないので4tユニック車で何回かその都度行き来すればすんだ。
今年の梅雨はどうなっちゃったんでしょう?でも、おかげさまでこちらの作業ははかどってます。
梅雨前に小屋の基礎が出来上がり、なんとかこの夏には仕上げたいと思っているけれど・・・・そしたらどうでしょう?この天気。空梅雨で暑くて暑くて、作業はできるけれど、作業をしてもらっている人はた〜いへん。まあ、高原で周りは林なんで日陰に入ればスーっとするから それがせめてもの救い?
何はともあれ、丸太小屋は順調に組みあがっている。
今回は、組み上げていく様子を写真で紹介する。付きっきりで居るのではないので全てでは無いけれど、できるだけ紹介しようと思っている。
4t ユニック車でログ材を搬入、この作業は2人で十分だ。 【20030606】
↑
ログ材⇒
建具上枠
ヘッダーと建具上枠の断面図
ログ壁が組みあがり、ロフトの床梁、床根太を打ち、桁を載せ、棟木、垂木と徐々に形が見えてきた 【20030703】
ようやく形になってきた小屋 【20030710】