基礎の構造計算基準

日本建築学会と住宅金融公庫で基礎の構造計算基準が示されているので紹介しておく。

住宅金融公庫の仕様書では、基礎幅が120mm以上となっているため、一般的に120mmで実施することが多くなっているようだが、鉄筋のかぶり厚さを確実に取るために、150mm以上にしたほうがいいといわれている。
  日本建築学会の構造計算基準の場合: H1=450mm以上、H2=200mm以上
  住宅金融公庫の基準は、基礎幅=120mmの場合 H1=240mm以上、H2=300mm以上
                  基礎幅=150mmの場合 H1=270mm以上、H2=300mm以上
     

そんなこんなで、基本的なことを決めたら早速作業にかかって、あれよあれよという間に形になってしまった。

既に梅雨の走りとなってしまったが本格的な梅雨入り前に形が出来上がってホッとした。
あとは上に載る丸太組だ。これも梅雨の合い間にできるだけのことはしたい。ただ湿気のことが気になる、でも木材なのでうまく乾湿を繰り返すだろうし・・

この夏には、使えるようになればいいな〜ぁ と思っているけれど、どうだろうか???

一応、基礎ができていく工程を写真で紹介する。。

前回も基礎の話しにふれたが、今回は布基礎を施工するのでそれにふれておく。
注意事項
・土台部分の高さは150mm以上
・立ち上がり部分の高さはG.Lから     200mm以上
・土台下端よりG.Lまでは450mm以上
・立ち上がり部分の幅は120mm以上
 をそれぞれ確保する。

3月末ですっかり雪も消えた。少し土地が乾くのを待って小屋の基礎工事を始めて、梅雨入りまでには、何とか終わらせてしまいたいと思い工事をはじめた。

小屋の敷地は、道路わきに面した入り口部分がやや狭いがそこから全体にごく緩やかな傾斜になった土地で、末端のほうが傾斜がややきつくなっている。全体的にはほぼ長方形をしているので、建物の配置としては、傾斜がややきつくなった部分にかかるようにして割と奥まったところに建てるようにした。

布基礎(ぬのきそ) 
布基礎は、建物の外周部と内部の耐力壁の通り部分、すなわち基礎の上に建物の主要な壁、柱などの構造物を設置するような基礎のことをいう。形状は逆T字型で、構造は鉄筋コンクリート造りが標準的だ。
逆T字型の底辺に当たる部分をフーチングといい、建物の荷重を分散して地盤に伝える役割をする。
地盤の状態により、フーチングの厚さや幅を大きくし、根入れ深さ(地盤面からフーチング底辺の深さ)を深くすることで強度の対応できるようになる

詳細設計も決まって・・・・・

さて、丸太小屋の基礎工事にかかりましょうか!
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丸太小屋を造ろう

フーチング

鉄筋

布基礎の形状例

工事前の敷地,すっかり雪も消えた3月

道路わきから工事現場を見る

バックホーで根切り作業。
[ 土を掘ることを根切り工事という。樹木の根を切りながら掘り進むので、このような名前がついているのでしょうかね? ]

根切り後、砕石を敷き込み鉄筋を組む。その上にコンクリートを流し込みフーチングとする。
土台鉄筋と連結する鉄筋がボウボウと林立している。

フーチングの上に土台部分の鉄筋を組む。
この時フーチングから伸びる鉄筋と土台部分の鉄筋を連結して組む。また土台鉄筋と連結する建物のアンカーボルトを設置する。
その後型枠を設置する。

型枠の中へコンクリートを流し込み養生。
コンクリートが乾くのを数日待つ。

型枠をはずして基礎完成

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  marutagoya  2003/May/30 tama
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