お盆が過ぎ、飯縄山がくっきり見えるようになってきた。もう秋のような感じだ。すると時雨れる日も多くなってくる。もう少し秋が深まって10月後半くらいになると秋の安定した天候でスッキリ見えるようになるだろう。

遅かった、梅雨明けもようやくやってきた。山もすっかり緑濃い色になり青空と夏雲がよく似合う。

ようやく梅雨の末期が近づいてきたが、なかなか明けない。このころ、長野県でも南部の南信や中信地方では大雨による大災害が発生していた。
幸い北信では被害がなかった。

今年は、5月の安定した天気が長続きせず、5月中旬から梅雨のような天気になった。雨の日も多くなった。市内では意外にいい天気だが、山はいつものように曇り空や霞んで見えたり、ガスに包まれて姿が見えなかったりの日々が続いた。

どこの山でもそうだろうが、飯縄山も見る位置が変わると、この山はどこの山というほど変わってしまう。私が好きなのは、やはり市内から見える屋根型で、各ピークが見える形が好きだ。
南峰、北峰(飯縄山頂上)、霊仙寺山が分かっていいし、子どものころから見慣れているからかもしれない。
市内から少し新潟県境に近い飯綱町へいくと、違った形に見えてくる。あまり特徴的出ない形になってしまうので、一瞬何山?なんて思うこともある。

雨あがりだろうか?山容がはっきり見える。
連休中は山全体が薄っすらと白かったけれど、雨でかなり消されたように見える。これからは、気温も上がってくるし、一雨ごとに加速度的に消えていくのだろ。

4月半ば、飯縄はまだまだ冬、雪の中だ。
里では桜が咲く頃だが、山ではまだまだ時雨れてガスが上がれば白くなっている、こんな状況が何度かくり返し、少しずつ春になっていく。

飯  縄  山…日々変わる飯縄山の姿 2006冬−2006夏
今夏は、4月を最後に飯綱の山小屋へ出かけられないでいる。そのために「飯綱の森から」も更新できない状態だ。
そこで、2月の「飯縄山・・・日々変わる飯縄山の姿 2005秋−2006冬」に引き続き、長野の叔母が自宅から見える飯縄山の写真を今も写し続けていて、その写真を入手したので、「飯縄山・・・日々変わる飯縄山の姿 2006冬−2006夏」を掲載しようと思う。

雪に白く覆われた冬山の厳しかった表情から明るい陽光をあびるようになり、北信濃の冬が終わり、里から徐々に春が山に向かって駆け登っていく。白かった山が雪の降る前の茶黒っぽい色に変わり、やがて緑が見えてくる。


春が来ても山の上には、まだ雪がたくさん見える。5月の連休中もまだまだ白が目立つ。二十数年前の連休に登ったときや数年前、やはり連休の頃登ったときは、遠めには白いものが見えなかったが、南峰から頂上へ向かう鞍部に1mくらいの残雪があったことを思い出した。しかし、この春は連休の頃も下から見るところかなりの残雪のようだ。今冬はやっぱり大雪と寒い冬だったのだ。

今年は、春以降も天候不順だったようで、5月半ば頃からは梅雨のような天気になり、そのころから雪はほとんど消えたようだ。梅雨明けも遅かったせいか8月になるまではガスがかかったり見通しが利かない様子がうかがえる。ようやく梅雨明けを迎えた8月、天候も安定してきた感じが見える。真っ青な空とわき上がる夏の雲が。


しかし、北信濃ではお盆が終わると秋風が吹いてきて、季節は確実に移ろい始める。秋へそしてまた白く覆われる季節へと・・・・

連休を迎え、天候も安定してきて晴れの日が多くなってきた。
例年だと、この頃になると山肌も黒々してきて白いものは沢筋や鞍部になっている吹き溜まりになった辺りにしか見えないのだが、今冬は大雪と何度もの寒波の影響か、かなりたくさんの残雪が見える。
この季節は、快適な登山が出来るはずだが、今年は、冬山の装備で行かなければならなかったのではないだろうか?

この辺りに来ると、北信五岳の一つ妙高山もよく見える。ここは名うての豪雪地帯、残雪の量も、見るからに違う。

桃やりんごの花が開くのもこの頃だ。

飯縄山も、ほぼ定点観測のようにその姿を撮っていると季節ごとの天候がよく見えてくるし、姿も目に焼きついて、雲がかかっていても、その姿を想像できるくらいだ。その反対に、違った場所から見る飯縄はまったく別な姿になってしまい、はて?これは何山、というくらい別の山になってしまう。それは、この飯縄山の山麓に住む人々が一番知っている。

さあ、この飯縄山に会えるのは何時になるのだろうか。また白いものが纏うようになってしまう頃なのだろうか。

時間が過ぎるのは速いもので、あっという間に半年が過ぎてしまった。

4月、東京では桜が終わり、関越道、上信道と高速道路を長野へ向かえば車窓には満開の桜、何分咲きかの桜、まだ咲いていない桜と次々に季節の変わり具合が目に見えていたあの時。

飯綱に着いてみれば、まだ数十cmの雪が残る春先。その翌朝は薄っすら雪さえ降った。

あれから半年、雪が消え新緑の季節を迎え、濃緑の盛夏を過ぎ、もう少しで木々が色づいてくる。

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  marutagoya  2006 Spe. 10 tama
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