D.O.の最初の仕事、シーズニング。湯を沸かしワックス落とし。

昆虫って、よく見ると面白い顔をしている。
このバッタも間抜けした顔をしている。

こんな馬鹿面をした、バッタも見ることができなくなるかもしれない!

日中は、このエゾゼミがギィ〜ギィ〜うるさく鳴いている。ときどきミンミンゼミやヒグラシも聞こえるが、圧倒的なのはエゾゼミだ。

このビンズイも、いまひとつの写りだ、後ろは向かれるしピンボケだし、でも、早朝の森でツイツイチョイチョイチ、ズイズイズイとよく響く声でさえずっていた。ちょっと見、アオジ?と思ってしまった。

【今は新芽、9月には花が咲き乱れる。そばのPRポスターはここが撮影地らしい】

【いつも見ている飯綱を裏側からながめた裏飯縄山遠望】

出来上がりは、予定と少し違ってしまいました。何がって?ちょっと見栄えがいまいちで、汁にひたひたでなく、焼き鳥の如く、こんがり醤油色?のはずでした。でも味は、簡単なわりに美味くて、ビールの友になってしまいました。

緑の森涼を求めて、盛夏の小屋へ

都会での最近の猛暑は、年々激しくなっている様な気がする。「ヒートアイランド現象」がどんどん進んでいるのだろう。
こんな現実に直面していても、これらの対策は遅々としていて、効果的な対策が実行されていない。私たちもこうした問題を真剣に考えてみる時に来ているような気がする。
二酸化炭素やメタンなどによる温室効果ガスの増加による地球温暖化が進み、観測によれば日最高気温に比べて日最低気温(年平均値)の上昇量が大きくなっているという。ということは、温まったものが冷えにくくなっていることで、都市を暖気が包んでそのままになっている感じなのだろう。

年々多くなっていく、真夏日。これは地球温暖化の影響だけではないようだ。郊外よりも都市圏に顕著な熱帯夜の原因は、「ヒートアイランド現象」によるものだろう。「ヒートアイランド現象」は、都市化によるコンクリートやアスファルトなどの人工物が増えたことやエアコンなどの人工的な排熱が増えたことにより、地表面での熱吸収がされずに、都市に熱が溜まることだ。特に大都市においては、地表面を覆う人工物の増加により緑地、地面や水面などがどんどん減ってしまったことや、私たちの毎日のエネルギー消費が増えたことによる悪循環が主な原因になっている。

また、ヒートアイランド現象の発生原因とされている「ヒートアイランド循環」と呼ばれる風の流れがある。上に挙げたような要因で、都市部では、建物や道路の蓄熱、人工排熱などによって郊外よりも温度が高くなるために上昇気流が生まれ、地上では郊外から都心へ、上空では逆の循環流が発生し、この上昇気流は「ダストドーム」と呼ばれる都市上空で汚染物質をドーム状に覆う現象を起こす。このように、ヒートアイランド現象は、単なる熱汚染問題だけでなく、大気汚染問題でもある。
夏季の今頃、都心部では、強雨の頻度が多くなっている。特に、集中豪雨は、90年代前にはあまりみられなかったが、東京区部の集中豪雨を過去20年間にわたって分析すると、区部西部地域に強雨が偏在する傾向があるようだ。この地域は、ヒートアイランド現象の高温域が出現することで、その関連性が指摘されているという。

今後、上に挙げたような要因に対して、効果的な対策を早く実施しなければ、もう私たちが住むことが出来ない都市に関東圏はなってしまうかもしれない。

何といっても都市計画がまったくダメである。東京全体を考慮しなければならない。何でも舗装するのではなく、緑地を増やしたり地面を残す、地表面被覆の改変による熱収支変化を少なくしたり、東京湾からの海風や川沿いの風を生かし都市を冷すことも有効な手段だ、建物の配置や高さ、形状を工夫して”風を通す”ことを配慮した都市づくり、都市の構成、あり方を変えていくなどしないと本当に悪循環が進み、人が住めなくなる。

都会では、今年も猛暑になってきた。年々平均気温があがっている様な気がする。ヒートアイランド現象がどんどん進んでいるんだろう。

そんな都会を脱出する機会が、今月も出来た。夏休みを兼ねて山へ脱出だ。
いつものように、関越、上信越ハイウェイで3時間。群馬・長野の県境の八風山トンネルを貫けると、そこは標高1,000mを超えている。
そこまでエアコンを使用してきた車も窓をいっぱいに開けて外の空気を取り入れる。外気が気持ちいい。やっぱり涼しい。それに乾燥している。肌触りがちがう。
さらに上信越ハイウェイを30分ほどで長野市内に入る。このあたりまで来ると、また暑さが気になり始める。軽井沢から緩やかに下り、標高は400mくらいになる。
長野市内を通り抜け、善光寺の裏山を一気に上ると飯綱だ。標高1,100mの高原にはふたたび涼しい風が待っていた。

Dutch_Oven

Dutch_Ovenのシーズニング(慣らし)
Dutch_Oven は以前、小屋へ持ち上げておいたが、まだ使ってなかった。というのもDutch_Oven を使うには前段階がやっかいで、遊びが忙しく、なかなか手をつけてなかったのだ。
この作業は、いつかはやらなければいけないのではじめた。
シーズニングは、D.O. に施されている錆止めワックスを落とし、表面にある鋳鉄特有の非常に細かな穴を埋めるためにオイルを焼き付ける。まずこれをやらないと使えない。
D.O.に水をたっぷり入れて火にかけ湯を沸かす。D.O.の外側は火によって錆止めワックスを落せ、内側は湯によって落とせる。
湯が沸いたら、ふたの内側やD.O.の内側を亀の子たわしでよく洗い流す。
洗ったD.O.の水気を布巾で拭き取って、火にかけ強火でさらに水分をとばす。これをやると残っているワックスを焼き切ることもできる。
D.O.を熱したらオイルを塗りこみ微細な穴をふさぐ。このオイル塗りを数回やった。

最初の料理”スペアリブの甘辛煮”

一応D.O.が使えるようになったので、最初の料理を作ってみた。
メニューは、”スペアリブの甘辛煮”だ。このメニューはとっても簡単。もともとD.O.料理は、アメリカの開拓時代から愛用され、幌馬車で移動しているカウボーイ達の必需品の野の鍋だったそうで、だから料理も簡単メニューが多いのだ。 これを紹介します。

”スペアリブの甘辛煮”
材料:豚スペアリブ・マ-マレード・醤油・キャベツ・長ネギ・オリーブオイル
 作り方
  @D.O.を熱し、オリーブオイルをひいて、スペアリブの全面がこんがりとキツネ色
   になるくらいに焼く。このときは弱火がいいようだ。
  A弱火のまま、マ-マレードを加え、マ-マレードと同じ量の醤油を加える。
  Bマ-マレードと醤油が全体にからめるようにして、このまま弱火でフタをして30
   分くらい煮る。
  C時々フタを開けてスペアリブの位置を入れ替えて、まんべんなく味がしみ込む
   ようにする。
  D煮ている間に、付け合せの野菜を準備する。キャベツを一口くらいの大きさに
   大雑把でいいので手でちぎっておく。長ネギは5〜6cmくらいにブツ切りにする。
  E30分くらいたってスペアリブがあめ色になったらOK。
  F用意しておいた野菜を加えて、弱火のまま5分くらい煮る。
  G野菜がしんなりしたら出来上がり。

涼を求めてやってきたのに、いきなりDutchi-Oven なんて熱そうな話になってしまったので夏の飯綱高原に相応しい?話題にもどることにする。 といっても、いつも同じでこの辺りの様子をお届けするだけなんで・・・。 

そばの新芽

この辺りは火山灰大地で、やせた土地なので、できる作物の代表といえば、”そば”だ。少し前まで夏そばの花が咲いていたが、今は秋そばの新芽が、地面から顔を出し始めたところで、小さな双葉?がいっ〜ぱいでした。

ところで、知らなかったけれど、世間では、このそばの新芽が話題になっていることを・・・。
なんでも、別名そばもやし、そば若菜とも呼ばれていて、また最近ではそばスプラウトなどともいわれているそうだ。

形は、ひと頃話題になった、かいわれ大根に似ているが、茎の部分がきれいなピンク色をしている。

成分では、ルチンを筆頭に各種のビタミン類の含有量が、他の野菜や果物と比べきわめて多いらしく、必須アミノ酸やミネラルも多量にバランス良く含まれて、まさに必須栄養素の宝庫だという。

そばといえば、結果としての実をつぶしてそば粉、それをそばとして食べる、ところが出始めを食べてしまう・・・人間ていうのは、こうなると情緒も何もなくなってしまう。

涼しげな水辺の森
  この森に入ると、たくさんの小鳥たちがさえずっていた。今頃でも早朝は、森に入るとひんやりして気持ちがいい。
  時々小鳥たちが森の中を飛び回る姿意外は何も動くものもなく、静寂の中に聞く幾つもの小鳥のさえずりに、気持ちが和む、
  そんな早朝の森だ。

森に涼しさを求めるとともに、都会の温暖化を考える

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2005 Aug 17 tama

marutagoya
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