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marutagoya  2022 May 30  tama
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孫と登る飯綱山2回目

2年前に孫とは初めて登った飯綱山。その直後から来年も登ろうと言っていたが、コロナ禍で昨年は登れなかった飯綱山。今年は夏休みに入ると孫から「いつ山登りに行く?」と何回も催促されていた。
今年は天候が心配だったので、少し様子を見て安定してから行こうと思っていた。2週間天気を見ていたら、お盆頃天気が崩れそうだったので、その前辺りが良いか?ちょうど山の日もあるしと思い、山の日はなにかイベントがあるだろうから、その前の8月10日と決めた。

毎日毎日熱い日が続き、長野も日中の気温は東京とほぼ同じく暑い。でも、少し違うのは陽陰に入るとスッと涼しさを感じることだ。これは子供の頃から変わっていない。でも、最近は長野でも流石に暑くなってきているようで、エアコンを設置する家が多くなった。

前日の8月9日長野へ。8時に東京を出て長野市街地へは11時に到着、気温は35℃。スーパーマーケットで買い出しをして、飯綱小屋へ向かった。

長野市街地から徐々に標高が高くなってくると、気温は下がってきた。飯綱山の麓にある大座法師池辺りまで来ると29℃くらいになった。やっぱり涼しい。

8月10日午前5時50分小屋を出発。登山口の鳥居まで約15分歩き、いよいよ孫の2回目になる飯綱登山が始った。最初の小さな鳥居と一対の狛犬の間を通り歩き出す。100mほど歩くと今度は大きな鳥居をくぐり更に登ると十三佛の第一不動明王の石仏が出てきた

この登山道の脇には、登山口から全部で13の石仏が置かれている。
第一石仏から第二、第三・・・と数えながら歩き、時には無事に登れますようにとお祈りをしながら、約1時間、第十一阿ゆら如来が奉られている「駒つなぎの場」まで来た。ここで一休み。ちょっと疲れた感じだ。最初快調だったので、ちょっとペースが速かったりゆっくりだったり一定で無かったので疲れた様だ。

ここまで来て、この日初めて後から登って来たおばさんに先を越された。このおばさん我々と違い、ペースを一定に保ちゆっくり進むタイプ。我々は孫が先頭になってペースを上げると私がそれを抑えるなどの歩き方だ。こんな様子をウサギとカメの話しに例えて、自分たちはウサギタイプのようだと、おばさんはカメだねと・・・
この辺りからいよいよ急な登りが始まる。急な斜面をつずら折れの道を登る。斜面には花が見られるようになって来た。途中「富士見の水場」、岩場の急登が続き、30分ほどで天狗の硯岩に到着。ここで一休み。

天狗の硯岩から登り、森林限界を超える辺りで戸隠からの登山道との分岐地点だ。登山道の両側の草むらはお花がいっぱい咲いていた。

南峰直下の神社脇の岩で一休み。疲れたぁ〜!

南峰1906m、九合目に到着。山頂まで15分の標識があり、ここから一旦下がって、もう一度登ると山頂だ。
8時25分山頂に到着。前回と同じく山頂は霧が出て寒い。早速ラーメン作りの支度をし、出来たラーメンを美味そうにすする孫だった。
時々霧は晴れて陽射しが届くが一瞬でまた霧の中。辺りの眺望は望めないので30分ほどの滞在で下山。

南峰まで戻ってくると、すぐ脇の飯綱神社で神主・氏子の皆さんが祝詞を上げているところだった。
法螺貝の音が山中に響き渡り、この日は飯綱神社の火祭りだった。

いよいよ本格的な下山が始った。周囲はお花畑、始めは快調に?下り始めたが森林帯に入り、ゴロゴロ石が多い辺りになるとペースダウン。天狗の硯岩、駒よせの場までは順調?に下山して、一休み。さて、また下山だが、ここからは尾根上を歩く比較的緩やかな下りだ。そんな様子から気が楽になったのか、孫は足が痛いとか疲れたとか言い始め、私の背負うザックにもたれかかったり、ザックを持ってくれだの・・・ペースは下りだというのにどんどん落ちる。結局下山の方が登り時間より少し長かった。

登山口まで戻り、痛いという足に湿布をはる孫。
もう、山へなんか登らない!と・・・
3年生の時にすんなり登って、楽勝!だなんて思っていたのではないか?
でも、またしばらくすれば、今度はいつ山へ行く?なんて言ってきそうだ。

飯綱山は、古くから山岳信仰の山で、修験霊場としての山だ。登山道沿いに静かにたたずむ十三の石仏、南峰の飯綱神社など、神聖な雰囲気を登山者に感じさせる。

晴れていれば頂上から360度の大パノラマは魅力的だ。北アルプス、南アルプス、八ヶ岳、遠くには富士山。近くには北信五岳の戸隠・黒姫・妙高・斑尾、浅間山・四阿・根子岳、志賀高原の横手山・笠岳、日本海まで見える。

また、飯綱山は長野市内のいたる所から良く見える。屋根型に見える三つの峰、南峰・北峰(頂上)・霊仙寺山は市民にとっては故郷のシンボルだ。
そんな、飯綱山の麓に広がる飯綱の森から・・・
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