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2024 28 January.  tama

1月いろいろ

暖冬の新年が穏やかに明けたと思ったのもつかの間、縒りによって元旦の夕方、石川県能登半島の穴水町付近で発生した震度7の大地震だ。この地震では、もうすぐ1ヶ月だが、悪天候や甚大な被害によって復興復旧がなかなか進まず、被災された方々は大変な日々を過ごされているようだ。お見舞い申し上げます。
そして、翌日には羽田空港で、新千歳空港発の日本航空516便が、着陸した直後に海上保安庁の航空機と衝突、両機体とも炎上したが、日本航空機からは乗客乗員全員脱出、海上保安庁機の5人は亡くなった。

新年から災害、事故が続き、もう1年分の災いをこの2日間で全て果たしてしまったようだ。

今年は辰年、私は辰年なので龍が暴れ出すのではないか?少し気になる年だ。
干支の十二支の内11は実在する動物なのに、干支の中で辰・龍だけが架空の動物なのは、なぜなのだろうか?今までそんなことを考えた事が無かったが・・・
中国で龍は古くから権力の象徴とされていた様で、縁起の良い生き物?とされていたそうだ。そんな縁起が良く、架空の龍を干支に入れたのは、ひょっとして、エッ!何で生き物で無い龍を?と気を引いて干支に興味をもってもらうためだったのかな?

そんな1月は、近くを流れる川の両岸の堤防遊歩道を散歩したり、走ったりすることが多かった。
川の流れは、穏やかにほぼゆっくり流れているが、所々で急流と言うほどでは無いが勢いよく流れる場所がある。水は綺麗で、所々澱んでいる箇所はあるが、川魚が泳いでいる姿をけっこう見ることが出来る。

この川では、沢山の野鳥が見られる。冬の今の時季はガンカモ類の水鳥が多く、サギも多く見られる。カワセミやセキレイ類などもいて、鳥見も楽しませてくれる。

この1月見られた自然現象が2つある。それほど珍しいものでは無く、毎日よく外の様子を見ていれば見られる現象だ。

一つは富士山にかかる傘雲が見られた。風が強いときなど湿った風が富士山にぶつかることで傘雲が生まれ、湿った空気の勢いが強まることで、笠は大きく、多層建てになっていく傾向があるそうだ。今回は2階建ての傘雲だった。

よく富士山に「傘雲が出たら雨が降る」と言われているが、雨は降らない事もあるから、逆に天気が下り坂だと思われるときに傘雲が多く出来ると言う事ではないかと思うが、どうなんだろう? こうした話しは、どこにでもあり、子供の頃祖母や親から似たような話を聞いたことがある。

もう一つは、太陽柱(Sunpillar)だ。
日出や日没時に、太陽の上に柱のような光が見える現象だ。
空気中に浮かぶ氷の結晶に、太陽の光が反射することで見られ、氷の結晶の向きが揃っている事が条件になるらしい。そして空気がよく冷えていて、上空の風が弱い時に発生する様だ。今回の太陽柱は、全面に雲があり途切れ途切れになって見えていた。雲が無ければかなり高いところまで光りの柱が立って見えるのだが、自然現象なのでなかなか思うようにはならない。

1月はいろいろなことがあった。気晴らしにのんびりと公園や川縁りを歩いたり、体調のことをと思い走ったり適度の運動をしている。これはこの先もずっと続けていくことになるだろう。
自然に起こる事もいろいろあった。自然現象でも満月だとか富士山に傘雲がかかった、太陽柱が見えたなどは良いけれど、地震・雷・火事・親父ではないが、地震や火事はあって欲しくない。今まで有った物が壊れたり無くなったり、今まで一緒に居た人が亡くなってしまうことは誰もが悲し事だ。

この1年、平穏な日々が送れるようにしたいものだ。

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