秋冬

10月後半は、平年に比べれば気温は高いものの20℃台前半の気温で、やっと秋らしくなってきたと思っていたのに・・・
もう11月だというのに前半は夏日があったりして、秋は何処へ行ったの?と思っていたのに、半ばまで来たら最低気温が一桁になり4.2℃、3.6℃と一気に冷え込み、今季最低気温を日に日に更新している。夏からひとっ飛びに冬が来た感じだ。
世間では、今年は秋が無かったと言っているが、まさにその通りだ。

この冷え込みで、各地で今季初の積雪で交通に支障が出たようだ。我が家から見える富士山は、先日薄ら白かったが、今は真っ白。

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2023 30 November.  tama

11月ともなれば、気象的季節は冬だろう。小春日和の日もあれば、西高東低の気圧配置になり、冷たい北風が吹き山では雪になる。
しかし、植物的季節としたら、この辺りの公園の樹木や街路樹が色づいたり、すでに紅葉・黄葉しつくした葉っぱが散り始める頃の秋にあたる。そんな秋冬という季節だ。

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辺りが紅葉・黄葉するなか、冬ザクラが咲いている。冬ザクラは以前から咲いていたのだろうが、それには気がつかなかった。
最近は春咲くソメイヨシノが秋に咲く事が多く見られるようになり、冬ザクラも目につくようになったのだろうか?

色づいた樹木に囲まれて、大きなイチョウの木は、まだ青々している。
秋から冬にかけては、いろいろな樹木は実を付ける。
すでに地面に落ちているドングリ。
真っ赤な実をビッシリつけて、枝が垂れ下がるほどのピラカンサ。
サクランボのような、かわいらしい実を沢山付けているソヨゴ。

秋によく見える巻積雲、秋の雲の代表だ。
細かな雲の粒がたくさん集まってできている。空に白い小石をばらまいたように見える。

11月も終わる。残すところ今年もあと1ヶ月だが、相変わらず天気はハチャメチャだ。東北や北海道は暖かい日から翌日は大雪になったとか、これまでの天気パターンが崩れ、これからは突然変異型ではないが、想定外という事ばかりが起こるのではないか心配になる。
この辺りも、木枯らしが吹くようになり秋が深まってきた。いよいよ冬に入っていく。
近くの公園をぐるっと回ると、初旬にはまだ青々していた樹木が赤く染まったり黄金色になって、鮮やかさが増している。そして、紅葉・黄葉が進むと樹木は葉っぱを落とす準備をする。
風に吹かれると、パラパラ…ハラハラ…と…音ともとれるような…音ではないような、微かに耳に入ってくる・・・
地面に落ちた葉は、その上を歩けばカサコソ カサコソ・・・風に吹かれて飛ばされればササササっと、心地いい音が聞かれる。そんな秋冬という季節から冬へと移ろっていく。

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