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2023 31.July.  tama

暑い熱い7月

7月22日、気象庁は「関東甲信と東北南部・東北北部が梅雨明けしたとみられる」と発表した。関東甲信は平年より、3日遅い梅雨明けとなった。
でも、この辺りの7月は連日30℃以上の日が続き、20℃代の日はわずか2日だけ、それに雨が少なく、本当に梅雨?と言う感じだ。
おかげで、エアコンはフル稼働、それでも起きがけには空気の入れ換えをしようと、エアコンを停止して窓や戸を開ける。風が通る日もあれば全く空気の移動が感じられない日もあるが、ほぼ毎日朝食後まで約3時間ほどは自然?の空気にあたるようにしている。

暑い熱いとは言っていても、熱中症警戒アラートが出ている日でも、週に3日の運動は欠かさない。時速6kmのウォーキングを3kmと5kmのランニングだ。糖尿病予備軍だと言われ、ノンストップで30分の有酸素運動の歩きをすれば良くなると医師のおすすめを実行している。
運動をしながら、グランドを走る若者の姿を見ていると躍動感があり、自分でもあんな風に走れるんじゃないか?なんて思ってしまうが、すぐにもうあんなスピードでは走れないって言う自分がいる。

本当にこの7月は暑い。最近は介護のためなかなか外出が出来ない。
そうは言っても、近所や遠方は日帰りでなんとか出歩いている。
そんな7月に入って、冬の間綺麗に見えていた富士山の山開きがあった翌日の朝は、珍しくこの辺りから見えた。もうすっかり黒々として、所どころ白いものが見える程度で、夏の富士山だ。
ここからは見えないが、あの山頂付近には大勢の登山者が居るだろう。その人達は、さぞかし涼しさを満喫しているだろう。いや寒いかも知れない。

富士山にはいろいろな雲がかかることがある。つるし雲や笠雲、前掛雲が多く天候が悪くなる兆候だとか・・・

熱い日が続いていたが、まだ梅雨明け前のある日。
梅雨らしい空模様だったが、珍しく富士山が見えていた。
その富士山は、頂上付近を覆うように雲がかかっていた。笠雲だろう?

暑い毎日だが、やっぱり日本一の富士山の姿を見れば、あの標高3776mでの気温は何度だろう?少しは涼しい気分になれる。

暑い中で、夏の花が咲き始めている。

小暑を迎えると、いつもの年なら、もうすぐ梅雨明けが遣ってくると思うのだが、この辺りの今年は空梅雨のようで暑いばかりでさっぱり雨が降らない。
でも、梅雨明けが近いのか、この頃から今季初のニイニイゼミの鳴き声を聞いた。それほど沢山ではないけれど数匹の鳴き声が聞こえた。
いよいよ夏だなって感じがする。木の枝や幹にはセミの抜け殻が見られるので、これからは沢山鳴き声が聞こえるだろう。

ちょうど七夕だ。近くの商店街では、賑やかに七夕飾りをしているが、暑さで人出は今一だ。
最近は孫の幼稚園で七夕飾りをしていたことを思い出すが、自分の子供の頃は、月遅れの8月で、裏山から竹の木を切ってきて、そこに願い事を書いた短冊や飾りつけをして、軒先に立てて飾った。

暑いと言って、毎日エアコンの効いた室内で過ごしていると、夕方近くには体が芯から冷え冷えになっている。そんな時、ベランダに出てみると、太陽が西に傾き日中に比べれば少しは気温が下がり、風も出てくるので心地良い。
そんな時間は、けっこう長く外に居られる。そして外の焼けるような風景は日中とあまり変わらないが、空を見上げると羽田へ向かう飛行機の姿が良く見られる。数年前から着陸のコースが都内や埼玉の上空を通過する様になり、いろいろな航空会社の飛行機が見られので時々眺めている。

着陸ではなく、離陸後に上空を通過していく飛行機もある。
離陸後、もう通常の飛行高度に達して水平飛行をしているのだと思われる。以前搭乗した機体は、ちょうど住んでいる上空を通過したので、この飛行機も同じルートなのだろう。
富士山を目指して?西に向かう!
最近の飛行機は2発エンジンが多いが、この日に見た飛行機は2機とも4発エンジンだった。
4本の飛行機雲を引きながら・・・

地上では30℃でも、上空1万メートル辺りは寒いのだろうな!

夏の花といえばヒマワリ。太陽に向かって大きく花を広げる。

サルスベリと言う名前を漢字で書けば百日紅と書く。漢字の名前の如く、今頃から秋まで長い間次々に咲く花だ。

白い花と言えば、春に咲くコブシ。今は手のひらを握ってこぶしを作ったゲンコツようなコブシの実になった。

ムクゲが白い花を咲かせている。こんもりした緑の葉に覆われた木に、沢山の花を咲かせている。
白い花は、暑い中でも多少涼しさを感じる。

日本の夏に暖色系の花は暑苦しい。
沖縄など南の方であれば、暑さと常夏という感じで似合うかな?

ノウゼンカズラはこの辺りの夏の花として、夏の便りのようなものだ。
公園や民家の庭先にオレンジ色の花を見つけると、夏が来たぁ〜って感じがする。

見栄えから花がごちゃごちゃ沢山咲きすぎて暑苦しく感じるのはキョウチクトウ。
でも、良く見るとスッと細長い葉っぱは、風に吹かれてサワサワ、暑苦しさを打ち消してくれる。

キツネノカミソリは、雑木林の林床でひっそり咲き始めた。群生するので沢山咲けば見栄えがする。まだ数本しか花茎も出ていないが、これから徐々に花茎が出てきて次々に花を咲かせると、雑木林の葉陰で涼しい林床も賑やかになる。

もう、7月が終わろうとしている。これから夏本番、既に夏本番となっているが、今年の暑さは尋常ではない。
この辺りの最高気温が体温より高い38.6℃になったり、後半は35℃以上の日が続いている。

日本中が暑く、各地どこかここかで毎日最高気温が更新され39℃代が記録されている。
日本だけではなく世界中で異常な高温、異常な大雨で大きな被害が出ている。
グリーンランドの氷河が凄い勢いで溶けたり、真冬のアルゼンチンでも氷河が崩れ落ちるなど今まで考えられなかったことが起きている。
世界各地で、異常な気象による様々な現象が起きている。

いつも思うことだが、人間の都合の良いように自然を壊し開発をしてきたツケが今現れている。自然が人類に復讐し始めた様な気がする。

こんなにも暑い夏になるとは、涼しいところへ行きたいよ〜!

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