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2023 30 January. tama
一月の景色

執拗な寒気の居座りと相変わらずの荒い大雪の振る舞いを繰り返す今冬。
各地で大雪による災害が起きている。10年に一度くらいしか起きないと言っているが、最近の気象現象を見ていると世界規模で、考えられないような事が起きている。

例えば、中東のサウジアラビアやエジプトで大雨大洪水が発生した、近隣のクウェートやUAEに滞在したことがあるが、全く考えられない。雨なんて考えられない地域のような気がしていたからだ。


そんな1月だが、この辺りでは新年を迎えた頃から最低気温が氷点下の日が続いた。中旬になると氷点下の日が無く、比較的暖かくなった。
終盤は氷点下続きで、北から南まで日本中が寒気にスッポリ入って冷凍庫の中に入ったようだ。この寒波寒さがもの凄い。この辺りではそれ程ではないが、私の実家のすぐ近くの菅平では-27℃と、考えられないような気温を記録した。この寒波、しつこく終わったかと思うと次の寒波が来て、いまだに続いている。
私の生活にも影響があり、ライフワークになっているランニングは、このところ出来ていない。

新年を迎えた元旦は日本晴れの良い天気。明るい1年の夜明けのようだった。
三が日とそれ以降も良い天気が続き、毎朝の日の出、白く雪を頂いた富士山、そして日暮れは毎日見られた。

2023年の夜明けと夕暮れ

そんなある日の日の出前。雲が多く朝焼けが雲に染まり、朝焼け雲となって見えていた。

そんな、珍しい出来事がある日は、さらに珍しいことが起こる。まあ、珍しいと言えば珍しいが、お日様に暈が出来ただけだけどね。
上空では、薄い六角柱の氷が雲をつくっていることが多いらしい。その氷の6角柱は、底面を水平に近い角度に保ちながら漂っているそうで、太陽の光がこの氷によって屈折して出来るのが暈だ。
子供の頃は、お日様に暈がかかると天気が悪くなると、祖母が言っていた。この日は雲が多かったが、その後の天気の崩れは無かった。

お散歩ついでに、近くを流れる黒目川の堤防の遊歩道を歩いた。
以前はそれ程綺麗な川で無かったように思っていたが、最近近くで川を覗くと魚の姿が見えたり、水鳥が沢山見れるので、このところ何回か行っている。

早く目が覚めた朝。この頃は6時でも、夜が明けきっていないのとこの朝は雲が多かったので薄暗かった。
ちょっと外を覗いてみると、細い月が見えていた。
黒い雲が川のように流れ、空の半分くらいを隠していたが、その雲の脇に細い月が見えていた。

1月終わり頃は、各地で大寒波に見舞われて大雪や寒さでいろいろなところで被害が出ている。この辺りでも寒いことは寒いが、最低気温的に見れば0℃前後、最近で一番低くてもー5.6℃なので、全国的に見れば暖かいように思う。
そのせいかどうかは分らないが、公園では花が咲き始めている。
紅梅は、年末から咲いていて、もう見頃は過ぎているのであまり綺麗では無い。

白梅は咲き始め。と言っても本当に一輪だけ。膨らみ始めた蕾はかなりあるが、この寒さでは・・・でも、昼間の陽射しは結構暖かいからチラホラと咲き出すかな?

ロウバイは、小さな黄色い花を沢山咲かせて居る。

スイセンは暮れ頃から咲き始め、今も次から次から花を咲かせている。

黒目川の河岸段丘の林を登り降りしてお散歩。

この寒さでスズメはふっくら真ん丸くなっている。
寒い地域から来ているはずのツグミまでややふっくらしている。
やっぱり寒いのかな?

寒い寒いと言っているうちに、1月が終わる。
月が変わればすぐに豆まきの節分、そして立春。春はもうすぐそこに来ている。
天気予報を見ていても、気温が低い日があるかと思えば高い日があり、また一日二日すると低くなったりしているので、春の傾向が現れてきているのではないだろうか。
もう少しすれば、もっと顕著な三寒四温の形が見られ、こうなれば本格的な春の訪れだろう。もう少し・・・1月の景色を楽しもう!

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