秋の気配、空を眺めて・・・
9月と言えば中秋の名月。今回は9月10日。「中秋の名月」は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われている。今年の中秋の名月は満月と同じ日だが、中秋の名月(十五夜)と満月の日付がずれることは、良くあることだ。
最近は、天気が悪かったが、この日ばかりは日中から良い天気。夕方は少し雲が広がったが、お月見にはもって来いの晴れとなった。
更に高くなると、良く見る色になった。
また、ある朝、日の出前に目が覚めた。東の空は朝焼け空、近くの空を見上げればすじ状の雲が広がり、日の出を待ってみた。
まもなく薄い雲を透して朝陽が輝き始めた。秋分が近いので、ほぼ真東の方向だ。
9月も後半になって、気温がずいぶん低くなってきた。そして1日中晴れる日が少なく、朝の日の出の時間帯に晴れて、その後は雲が広がってしまうことが多い。この朝は今日は良い天気かな?と思っていたら、珍しく日中晴れて日照時間が10時間を超えた。久しぶりに富士山も姿を見せてくれた。今は雪が一番少なくなる時季、それと同時に初雪の頃でもある。でもシルエット富士なので確認は出来ない。
台風が来る前日の朝。天気予報では、雨が降ったり止んだりという予報だったが、朝は雲間から朝陽が射してピカッと!その後も晴れ間があるかと思えば、ザアッと強い雨が降ったり止んだりが続いた。台風が通過した翌朝まではこんな天気が続いた。
9月は2週連続の連休があったが、皮肉にも2回とも台風の襲来。最初の台風14号は数十年に一度という非常に大きな台風で九州から列島を沿うように進み、各地で大きな被害を出した。2つ目の台風15号は後半の連休に合わせるように発生し、勢力はそれほど発達せず足早に東海、関東沖を進んだが、1日余りの命で温帯低気圧に変わった。
連休と連休の合間の空は、秋の空にフワフワ雲がのんびりと浮いていた。
今年も庭のヒガンバナが咲いた。流石に彼岸花と言うだけあって、彼岸の時期に咲く。別名は曼珠沙華。
最近は、公園やちょっとした空き地でもやたらに見られる。昔から何処でも見られたのかも知れないが、以前は近くの日高市の高麗川に囲まれた彼岸花の群生地巾着田でしか見られないかと思っていた。でも、よく昔のことを思い起こせば、田んぼの畔道などに咲いていた。
彼岸花の呼び方は、咲く場所や咲き方によって、ヒガンバナと呼んだり曼珠沙華と呼ぶと、その感じが分るような気がする。
曼珠沙華
ヒガンバナ