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秋の気配、空を眺めて・・・

9月に入り、心なしか暑さが和らいで来て、秋の気配が感じられるようになって来た。彼岸で行ったお寺では、秋を感じさせる青柿やススキ、リンドウなどが飾られていた。

空を見上げれば、8月後半に見られた、秋と夏を行き交う「ゆきあいの空」から秋の空になって秋の雲が見られる。

季節の変わり目の時季、それほど雨が多いわけではないが、日照時間は少ない。時期的には秋の長雨、秋霖の頃だが、何年か前頃から長雨らしい降り方の雨ではなく、ザッと降る雨に変わってきたように思う。

それでも、この頃は夜空を見上げれば星空が広がっていたり、朝の日の出の時間帯だけ晴れが広がったりする。

9月と言えば中秋の名月。今回は9月10日。「中秋の名月」は、太陰太陽暦の8月15日の夜に見える月のことで、中秋の名月をめでる習慣は、平安時代に中国から伝わったと言われている。今年の中秋の名月は満月と同じ日だが、中秋の名月(十五夜)と満月の日付がずれることは、良くあることだ。

最近は、天気が悪かったが、この日ばかりは日中から良い天気。夕方は少し雲が広がったが、お月見にはもって来いの晴れとなった。

18時10分過ぎ、東南の空から真ん丸い?月が昇って来た。良く見ると、色が赤っぽい黄色。それにピントが合わない。真ん丸でなく歪な形。高度が低かったので、地上からの大気の状態が影響したのだろう?

少し高度が高くなると、赤っぽかった色がなくなり始めた。

更に高くなると、良く見る色になった。

この夜は月の近くに木星も見えた。木星を拡大してみると、木星の衛星が4個確認できた。
現在知られている木星の衛星の総数は80個で、その半数以上は名前が付けられている。その中でもガリレオ ガリレイが発見したガリレオ衛星は、木星の最初に発見された衛星4個で、ガニメデ、カリスト、イオ、エウロパと命名されている。見えたのは、多分この4個だろう。
色が赤っぽい黄色、真ん丸でなく歪な形。

また、ある朝、日の出前に目が覚めた。東の空は朝焼け空、近くの空を見上げればすじ状の雲が広がり、日の出を待ってみた。
まもなく薄い雲を透して朝陽が輝き始めた。秋分が近いので、ほぼ真東の方向だ。

9月も後半になって、気温がずいぶん低くなってきた。そして1日中晴れる日が少なく、朝の日の出の時間帯に晴れて、その後は雲が広がってしまうことが多い。この朝は今日は良い天気かな?と思っていたら、珍しく日中晴れて日照時間が10時間を超えた。久しぶりに富士山も姿を見せてくれた。今は雪が一番少なくなる時季、それと同時に初雪の頃でもある。でもシルエット富士なので確認は出来ない。

台風が来る前日の朝。天気予報では、雨が降ったり止んだりという予報だったが、朝は雲間から朝陽が射してピカッと!その後も晴れ間があるかと思えば、ザアッと強い雨が降ったり止んだりが続いた。台風が通過した翌朝まではこんな天気が続いた。

9月は2週連続の連休があったが、皮肉にも2回とも台風の襲来。最初の台風14号は数十年に一度という非常に大きな台風で九州から列島を沿うように進み、各地で大きな被害を出した。2つ目の台風15号は後半の連休に合わせるように発生し、勢力はそれほど発達せず足早に東海、関東沖を進んだが、1日余りの命で温帯低気圧に変わった。

連休と連休の合間の空は、秋の空にフワフワ雲がのんびりと浮いていた。

今年も庭のヒガンバナが咲いた。流石に彼岸花と言うだけあって、彼岸の時期に咲く。別名は曼珠沙華。
最近は、公園やちょっとした空き地でもやたらに見られる。昔から何処でも見られたのかも知れないが、以前は近くの日高市の高麗川に囲まれた彼岸花の群生地巾着田でしか見られないかと思っていた。でも、よく昔のことを思い起こせば、田んぼの畔道などに咲いていた。
彼岸花の呼び方は、咲く場所や咲き方によって、ヒガンバナと呼んだり曼珠沙華と呼ぶと、その感じが分るような気がする。

曼珠沙華

ヒガンバナ

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2022 28 September. tama
やっぱり9月は季節の変わり目の時期、夏日があったり秋を想わせるさわやかな日があったりした。
でも、総じてぐずついていた9月という感じだ。日照時間が10時間を超えた日は数日、朝は比較的晴れ間があり朝陽を見ることが多かったが、日中はどんよりした曇り空。かと思えば、恐ろしいような雲行きで黒い雲が激しく動くなどの天候だった。

天候はあまり良くなかった印象だが、植物の様子も変な気がする。毎年9月に入り外を歩いていると、どこからともなく漂ってくるキンモクセイの香りが、この9月香って来ない?私だけ? 近所のムラサキシキブも9月初めの頃見たときは、あの紫の実が見えなかったので、今頃は染まっているだろうか。
キンモクセイは、やはり遅かったようだ。今日公園へ行ってみるとキンモクセイの木には花がいっぱい咲いていて、あの香りが漂っていた。

今夜の空を見上げれば、木星が大きく見え、これからが見頃だ。木星本体から少し離れたところには、4つのガリレオ衛星があり、木星の周りを公転しているため、時間がたつにつれて位置関係が変わっていく。こんな様子も見える。

もう9月も終わる、天気予報では、この先晴れの日が多くなっているので、いよいよ本格的な秋がやってきそうだ。

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