11月に入り、カレンダーは雪景色に変わり、もうめくるページが無くなった。11月1日は曇り空の寒い日だったが、その後は晴れる日が多く小春日和が続いた。日向に居ると暑いくらいの陽射しだ。
朝陽が昇る位置が、どんどん南に移ってきた。初旬には東京スカイツリー辺りまで来て、更に冬至に向かって南に移っている。
暖かい日が続いて居るが、山や北国からは紅葉に続いて雪の便りが届き、この辺りでも紅葉が進み、公園では見頃の樹木が多くなってきた。
見どころいっぱいの11月
部分食の終わり
天王星食潜入開始
天王星食潜入開始3分前
見えにくいけれど、左が月に潜入3分前の天王星(矢印)。右は月に潜入時(矢印)の天王星。天王星を意識して見たのはこれが最初で最後だと思う。残念だが月からの出現寺は、懸命に見ていたのだが分らなく、見られなかった。
皆既食の終わり
食の最大
皆既食の始まり
部分食始まり
11月の見どころは、何と言っても皆既月食と天王星食が見られたことだ。日本で皆既食中に、天王星食のような惑星食が見られるのは1580年7月の土星食以来で、442年ぶりのこと。次回は322年後の2344年7月の土星食だそうだ。
皆既月食中に天王星食が起こるということだったが、最初はどれが天王星なのかさっぱり分らなかったが、見ているうちに左から移動している星があり、これだっと観察していると、時間になり月に潜入が始った。残念ながら天王星食の終わりにあたる、天王星が月の陰から出てくる所は、よく分らず見ることが出来なかった。この天文ショー始めから終わりまで、大変いいものを見ることができた。
今年もあと1ヶ月。年々、年末と言っても昔のようにせわしなくなる事がなくなってきた。気候も昔ほど冬らしく無くなってきて、暖かい日が多くなってきた。今年も暮れていく、年々時間が過ぎるのが速くなっている。
月食と言えば、昨年の11月には皆既月食に近い部分月食があった事を思い出した。最大食は月の直径の97.8%まで地球の影に入る月食だったので、ほとんど影になった。
次に日本全国で見られる皆既月食は2025年9月8日、2時30分から3時53分と夜中の時間になるようだが、楽しみだ。