この桜は、私が住んでいるすぐ近くを流れる黒目川の段丘の妙音沢で発見され、2014年に桜の新品種として命名された。
オオシマザクラ系統の桜で花びら数が増えている変異種だ。
花びら数は5枚〜10枚で、花の形状が普通の桜なら5枚の花びらだが、雄しべが変形して出来たと思われる旗のような形の花びら(旗弁)5枚ほどが、普通の花びらの内側に立つように出来るのが特徴。つまり白い花びらが二重についているように見えるのだ。
最初は普通の花びらが広がり、その後内側の旗弁が出来るようで?双眼鏡を手に観察している人も見られ「まだ、出来ていない!」なんて言っているおばさんが居た。
変わったサクラ。ミョウオンサワハタザクラ(妙音沢旗桜)
実家の庭で咲き始めたハナズオウとスズランスイセン(スノーフレーク)。
ハナズオウは咲き始めで漸く膨らみかけてきたところだが、咲き出すと枝いっぱいにピンクの花を咲かせる。
スズランスイセンも、この朝、初めての花が開いたところで、これから沢山の花を咲かせるだろう。
公園の駐車場内にある花壇には、真っ黄色の菜の花が満開。
花は綺麗だが、どうも香りというか臭いは良くない。嫌いな臭いだ。
花が開く前の菜花として売られている食用の物は、お浸しや和え物で食べると独特のほろ苦さと食感が良く美味しい。
早咲きのサクラは3月の初旬にはほぼ満開状態になった。
花名は分らないが、咲く時季や他の咲いているサクラの感じからカワズザクラではないか?と思っているが定かでない。
ソメイヨシノは月末になって咲き始めた。
道端にも、ひっそり小さな花が咲いている。
まだ、それほど沢山咲いているわけではないので良く見ないと気がつかない。これからは、やたらに生えてきて、平気で踏まれてしまいそうだ。
公園の池の周りには野外炊事場があり、最近流行りなのかキャンプごっこの家族がいっぱいだ。ここは1、2月の寒い時期からキャンプごっこの人は居たが、暖かくなり子供連れ家族が多くなってきて、沢山の子供達が走り回っていた。
冬の間は一人キャンプごっこが多かった様に見えた。それも女性一人でだ。一人で何が面白いのかと見ていた時もあった。何人かでワイワイ遣るから面白いのかと思うのは私だけ?
もう一つ黄色い花が咲き始めていた。トサミズキだ。トサと付くから高知県辺りの原産のようだ。
これと似ている宮崎辺りが原産のヒュウガミズキもあるが、花の房の長さが違うようだ。
花咲く3月
寒かった2月も月末の数日から暖かくなり始め、3月に入ると日最高気温が二桁になり、かなり暖かさを感じるようになった。そうなると当然、外へ出たくなる。
暖かさに誘われて、今日は近くの公園へ、今日は緑道を通って森林公園へとコースを変えながらお散歩するのが楽しみになってくる。歩くにしても普段はそれほど気にとめていない道端の草や花に、少しだけ気を付けているとひっそり小さな花が咲いているのが目に入ったり、枯れ草の間から新芽が顔を出していたりする。
花咲く3月。次々にいろいろな花が咲き始めた。梅の花が終わると早咲きの桜、そして月末にはソメイヨシノが咲き始め満開になった。
花は次々に咲き1週間くらいで見頃は終わる。
本当に短い間では有るが、私たちを楽しませてくれる。
今が花咲く3月であれば、花が終わるか終わらないうちに柔らかな新緑の葉っぱがすぐに出てきて、新緑の季節へ移っていく。
季節もそれと共にか、草木が季節と共にかは知らないが移ろいの時季である。
花咲く3月は終わる。