9月になると中秋の名月が話題になる。
今年の中秋の名月は9月21日だった。十五夜とも言われるように、旧暦の
8月15日の夜に見える月のことを言う。

旧暦で秋にあたるのは、7・8・9月で、それぞれ初秋・中秋・晩秋と呼ぶ。
8月にあたる中秋の15日の月を「中秋の名月」と呼び、一年のうちで最も
美しいと言われている。

今年の中秋の名月は、満月と同じ日だったが、
実は、中秋の名月と満月の日がずれることは、
良くあることだ。
来年、再来年は同じ日になるが、その後は違う
日になる。

10月になると、旧暦の9月13日の夜を「十三夜」
と呼び、日本ではその夜にもお月見をする人も
いる。
十五夜は9月なので、すっきりしない夜空が多
いのに対して十三夜は晴れることが多いようで、
「十三夜に曇り無し」という言葉もあるらしい。

また、十五夜、十三夜のどちらか一方のお月見
しかしないことを「片見月」といい、縁起が悪
いとか…。
今年の十三夜は、10月18日。

今年は、月の出が曇っていて雲間から何とか見える程度だったので、その後にちゃんと満月が見えてラッキーだった。
お月見の写真は、アバタの様な月の表面写真じゃ無くて、ススキやお団子、そして月が写った写真が良いよね。      
                        
                         こんなイメージ
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季節の移ろい

春分からどんどん北へ移動していった朝陽が、秋分を前にほぼ東の位置に戻ってきた。
半年、そしてまた半年すればこの位置に朝陽が戻ってくる。

毎朝のように昇ってくる朝日を眺め少しずつ移っていく様は、人間の歩みのようだ。

季節の移り変わりは・・・

9月に入り、歩いていたり走っていると辺りから良い香りが漂ってくる。
記憶を辿ると、その香りはキンモクセイだ。
もうそんな季節かと・・・そう言えば、空を見上げれば秋の空だ。

いつも運動している公園内には沢山のキンモクセイの木があるようで、いろんなところで香ってくる。
キンモクセイは人家の垣根などに植えられていたりして、背が低い木かと思っていたが、公園には大きな木があり驚いた。
今年は、香ってくる時期が早いような気がする。

秋を感じるものにムラサキシキブがある。
公園内にあったムラサキシキブとシロシキブは、いつの間にか絶えてしまったようだ。

今はコムラサキが綺麗な色の実を付けている。

公園内のサルスベリの花は、次々に咲き盛りを過ぎ、そろそろ実ができはじめている。

9月に入るとすぐに、富士山に初冠雪があったと報じられた。
平年より25日早かったそうで、昨季より21日早かったようだ。

ところが9月22日気象台は前に発表した、今季の富士山の初冠雪を取り消すと言う。富士山の初冠雪の基準を満たさなくなった為だという。

その基準とは、山頂の日ごとの平均気温の最高値を記録した後、気象台から目視で雪を確認した時を初冠雪とするそうだ。

今年は8月4日に平均気温9.2℃を観測してから後は、この値を下回ったため、この9.2℃を最高値と確定し、9月7日の雪を初冠雪として発表した。

ところが9月20日に、南から暖かな空気が入り込んで来て、山頂付近で10.3℃を観測したので、この気温が日ごとの平均気温の最高値になったので、前の初冠雪を取り消すことになった。

そして9月26日、気象台から見た富士山の山頂付近に雪が積もっている様子を確認、
これを今季の初冠雪として発表した。
平年より6日早く、去年と比べ2日早い観測となったそうだ。

9月7日

(NHK TVニュース映像から)

9月26日

暑さ寒さも彼岸までと、9月も終わり季節はいよいよ良い季節になってくる。
食欲の秋でもある。美味しいものもいっぱいだ!

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2021 September. tama
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