19日は天気予報では良い天気と言っていたのに、晴れたり曇ったりの繰り返し。月食を期待していたが日没前から雲が多くなってきて、薄雲が空一面に広がり濃い部分があったり薄い部分があり、ひょっとしたら月食はダメかな?そんな雲の切れ間切れ間の部分月食だった。
この日の西の空は素晴らしい夕焼け空、夕焼けが終わりかけた頃、東の空に1/3ほど欠けた月が見え始めた。
月は少しずつ高くなっていくが、なかなか雲が切れない…。薄雲で薄ら見えたり消えたりヤキモキしながら空を見上げていた、それでも月食最大時には薄雲?の中、月食の様子をカメラに収めることができた。やはり部分月食のせいか、欠け残った部分が想像以上に明るかったように感じた。
その後も雲との戦い、一定時間おきに撮そうと思っていたが、雲が時間通りに晴れ間を作ってくれる事も無く、晴れ間薄雲の時を見て撮すことができた。
雲が無くなってきたのは部分月食が終わりしばらく経った頃だった。

[月食(国立天文台の説明を引用)
 地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。地球にも太陽の光による影があり、太陽と は反対の方向に伸びています。この地球の影の中を月が通過することによって、月が暗く なったり、欠けたように見えたりする現象が「月食」です。

 月食は、太陽-地球-月が一直線に並ぶとき、つまり、満月の頃だけに起こります。ただし、 星空の中での太陽の通り道(黄道)に対して月の通り道(白道)が傾いているため、ふだん の満月は、地球の影の北側や南側にそれたところを通ります。そのため、満月のたびに月 食が起こるわけではありません。]

皆既月食に近い部分月食
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2021 Nov. Partial lunar eclipse. tama

今回の月食は、部分月食でも、月の大部分が地球の影に入ってしまう事が特徴で、最大食分は0.978にもなった。これは月の直径の97.8%まで地球の影に入ってしまった事になる。
食分というのは、月が地球の影に中に入り込む程度のことで、地球の影で覆われる月の直径の度合いで表される。その度合いの値が大きいほど影の中に月が深く入り込む事になる。
食分が1.0以上の時、皆既月食となる。今回は0.978で皆既月食に近い部分月食だったことになる。

今後日本全国で見られる月食は、2022年11月8日の皆既月食だ。

これは2011年12月10日の皆既月食の時、皆既食が始まった時(左)と皆既食が終わる寸前(右)の様子を撮した月だ。

部分食が終わり、雲が無くなってきた頃の満月

            最大食時

最初に昇って来た月

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