新緑の季節

今年のサクラは3月半ばに開花し、数日で満開を迎えた。いつもの年より2週間も早い開花だった。
でも、ずっと続いている天候不順で、暖かな日もあれば雪が降ったりした割りには、長い間咲いていて4月半ばちかくまで見られた。
今年のサクラは、新型コロナウイルス感染症の影響のせいか、心持ち華やかさがなかったように感じた。これは、気分的なものかもしれないが・・・。

もうほとんどのサクラは散ったが、葉桜になった枝先をを見ると、名残のサクラが何輪か咲いている。
茶色い感じの若葉が出始め、次第にうす緑色、緑色、濃い緑と変わっていく。
そんな新緑の季節が始まっている。

近くの公園へ行ってみると、今まで常緑樹を除けば、枯色の森だったが、今は枯れ枝の先から新緑の葉っぱがニョキニョキ出初めていたり、もうすっかり新緑の葉っぱを沢山付けて、森は緑いっぱいになっていた。

森の中を歩いてみると、下草も緑を増してきたが、沢山の小さな花も咲き始めていた。ツツジも

新緑の中に赤いものが 何だろう?
新芽の紅色が美しく、他の植物の緑色と鮮やかなコントラストを作っている。春先に葉が紅葉し、冬に緑色となる一風変った小木だった。
他にも緑の中に映えるものは、沢山ある。

コロナウイルスの為に、外出の自粛を求められているが、緑に包まれた公園は、息抜きや散歩に訪れる人、ほんの一時子供達を公園で遊ばせる家族、ジョギングする人たちが見える。
やはり、自粛をしている人たちが多いのか、いつもの様なにぎやかさとか、思いっきりのびのびしているような感じはしない。公園内のいつも運動をするグランドも今は閉鎖され、利用できない。

今日は、大雨が降って強風が吹いている。
今はサクラの花から新緑へ移り変わった直後、桜の木には、まだ緑と赤のない交ぜの若葉と蘂が付いている。

サクラの花が散った後、萼に付いている蘂が風に吹かれて、地面に沢山落ちて、歩道にびっしり敷き詰められる。
自転車に乗っていても、時々ポツッと顔などに何か当たるものがあり、何だろうと見れば、蘂が落ちるというよりは、赤い花軸がポトポトと落ちてくるという感じだ。

この雨で、若葉は洗われて一層新緑が綺麗になる。地面に落ちた蘂は、雨水に流されて川の様に流れ、側溝口まで流れて引っかかったり、途中で何かに引っかかり堰き止められる。そこには沢山の蘂、花軸が溜まり絵柄のような光景が見える。

新緑が美しくなったこの時季、まさに今の時期の光景が想像されるようだ。

辺りを見回すと、住宅街の間や公園に緑色が目立ってきた。まだ、芽吹いたばかりの若緑色だ。
今の季節、草木の生長はものすごく早く、数日見ないでいると、次に見たときは、えっ!と思うくらいに変化している時がある。
バス通りのサクラ並木も、すっかり新緑の葉っぱに変わり、少し前まではピンク色だったが、今は若緑に変わった。

辺りが緑になってきたが、我が家も新緑が鮮やかになってきた。とは言え、パキラ、ベンジャミンは常緑のようで、年中緑の葉っぱだが、時々黄色になって葉っぱがパラパラ落ちる。そんな木たちだが、今は元気に新緑の葉っぱを見せている。
それと、ベランダにあるナンテンが若葉を出し始めた。このナンテンもベランダに置いた初めの頃は赤い実を付けたが、最近は実を見ることは無い。何故か? どうもベランダは風が強く、花が咲いたとき吹き飛ばされてしまうからのようだ。

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