2月も後半に入ると、二十四節気の「雨水」。
空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始め、春一番が吹く頃だという。
本当に、先週くらいから春っぽい感じがし始めている。

いつも運動をしているグランドの土手の枯れ草を見ると、少しずつ緑色に変わってきていたり、オオイヌノフグリの小さ花を見つけることができる。

それに、今まではそれほど姿を見なかった幼子たちが、親兄弟たちと遊ぶ姿が多くなってきた。
やっぱり、植物も人間も自然の流れの中で生かされているのだと感じる。

ここから見る風景も、春っぽくなってきた。

大雪の後は、強烈な冷え込み。
今季最強寒気で、この日の朝は全国的に強烈な冷え込みになったらしい。
東京はー4.0℃と48年振りの記録的な冷え込みだという。この辺りでもー7℃近くまで下がった。

この寒さで、数日前に降った雪の始末ができていない所がある駐車場。それぞれ自分の利用するところは雪かきをしても、まったく関心が無い人もいる。

今回の強烈寒波は、しばらく続きそうだが、この辺りで雪が降ると始末が悪い。これくらいでバスはすぐに運休して、昨日、一昨日は最寄り駅まで歩いた。歩くのは良いが、この辺りではもう雪が降って欲しくない。

雪山の向こうに朝日が昇ってきた。
駐車場の車を見れば、車の雪だるま。30cmの雪に埋もれていた。これから掘り出さなければならない。

翌朝、外を見るといつもより静かだ。車の通りが少ない。この時間になれば見えているバス通りをバスが何台も行き交うのだが全く見えない
ほぼ1日降り続いた雪は、22時頃には止んだ。

大寒を迎えた途端、天気予報通り、雪降りになった。
昼頃からと言っていたが、この辺りでは朝から細かい細かい雪が降り始めた。昼過ぎには地面が白くなり始めて、ついに積もり始めた。

2月1日の夜は、皆既月食が見られた。前回は2011年12月でこの時も今回も寒い夜だった。
今回は、部分月食が始まった時からは見ることができなく、何とか皆既月食が始まった時と、食の最大、皆既月食の終わりまでを見れた。
この夜は、少し薄雲が広がっていて、写真の腕も悪いので綺麗な月食が撮れなかったが、目でははっきりと皆既月食が観測できた。

寒い冬

冬は寒いに決まっているのに、「寒い冬」というのはおかしいが、それほど今冬は寒い気がする。
それも、ずいぶんと長く、寒に入る前というより、昨年の11月頃からずいぶん寒く、いまだに寒さが続いている。そして、大寒を前にこの辺りとしては、結構な大雪が降った。
でも、立春を過ぎてそろそろ冬型の天候から、寒い日と暖かい日が交互にやってくる春型の天候が見え始めてきた。そこで、この冬を振り返ってみようと思う。この間にも、いろいろな自然現象や珍しいものが見えたりした。

今冬は寒いと言っているが、いつ頃から寒いと言っていたかと遡ってみると、11月初旬には、冷え込んでこの辺りでは今季最低の6.6℃まで下がった。10月20日過ぎには、北海道で大雪に見舞われたり、長野の戸隠山でも雪になった。
ちょうどこの頃、超大型の台風21号が、関東地方を直撃!でも、この辺りでは夜明け前に風雨が強くなった程度で、台風が来たという感じではなかった。
この台風が過ぎた頃から寒くなり始めた。
台風一過の晴天から雨になり、雨上がりの後、雪化粧をした富士山が見れた。

2018 .Feb..24  tama
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11月11日は、いい天気だったが北風が吹き雲が激しく動いていた。この日は、長野の戸隠では本格的な雪降りになっていて、平地にもそろそろ積雪が遣ってきそうな感じだった。2017年の木枯らし1号は10月30日に吹いていた。
夕暮れが近づき、日中吹いていた風も時間とともに収まってきて、雲は千切れ離れになって、暮れていく。西の空を見れば日の入り風景が広がっていた。
既に夕日は、富士山の右の山陰に沈み、富士山のシルエットが浮かび上がり、富士山の右裾野を見ると、光りの加減でか、円状の雲が見えた。ちょっと変な風に見えた。

12月初め、日に日に朝の冷え込みが強くなってきて、最低気温も下がっていた。
九州四国中国地方では、ずいぶん早い初雪になったようだ。関東も寒気に覆われて気温が低い1日だと言っていたが、日中暖かな小春日和になって、南向きの日だまりに居ると、そんなことを忘れてしまうほど快適な日になった。

天気はこの時期特有の快晴。日の出の位置がずいぶん南寄りに移り、時刻も6時半過ぎと遅くなった朝日が出てきた。
この時期になれば、当然のように毎朝のように白くなった富士山が見られるが、少しずつ雪の量も増えているように見えた。

12月半ばになると、我が家から富士山の向こう側に夕日が沈む瞬間に、まるでダイヤモンドが輝くようなダイアモンド富士が見えるようになる。今冬は見られる日がこの日だけだったので、この程度に見えたのだが、翌日あたりが見頃のようだ。

12月半ば過ぎ、冷え込みは1月中旬から2月にかけての寒の時期に匹敵するような寒さだと感じられた。
この時期、以前だったら年内はまだコートを着ずにスーツだけですごそうか?なんて考えられるようだったが、今冬はだめだ。
そんな寒い朝、いつものように朝日と富士山を見ようとベランダに出てみると、日の出の太陽が変だ。普通は、丸く見えるが朝日の上に朝日と同じような光が見える。朝日と一体となって光の柱になっている。最初に見たときは、朝日が見え始めその上に、少し合間があってその上に光の柱が見えていた。朝日が昇るに連れて、朝日と光の柱は一体化して一つの柱となった。太陽柱だ。しばらく続いた太陽柱は、日が昇るに連れて普通の丸い朝日になった。
太陽柱(sun pillar)は、空気中に浮かぶ六角形の板状の氷の結晶に、太陽の光が反射することで見られるが、この時、氷の結晶の向きが揃っている事が条件になるそうだ。空気がよく冷えていて、上空の風が弱い時、空気中の氷の結晶が豊富で向きも揃いやすく、そんなときに太陽柱が見られるようだ。

いよいよ2017年最後の日となった12月31日は、どんよりと曇り空。それも変な雲だった。低い灰色雲が波打ち、うねる様に見えていた。雲間から龍でも降りてきそうな空模様。こんな雲は見たことがない。
年の最後だったのに、今冬の寒さを象徴するような寒々した日だった。

2018年最初の自然現象は、1月2日の満月だった。それも今年見える満月のうちで最も大きなもので、「スーパームーン」と呼ばれる一年のうちで最も大きく見える満月だ。
スーパームーンは、月の公転軌道が楕円なので月と地球との距離は約36万kmから40万kmの間で変化する。その最接近のタイミングと満月となるタイミングが近いと、月が大きく見えるのだ。

1月5日は小寒、寒の入りだ。
今冬は、例年にはない寒のような寒い日が続いていて、今更寒の入りでもないようだ。それに、日差しがなく寒の入りにふさわしいという言い方もおかしいが、本当に寒い日だった。
朝は、朝日が見れなかったが、代わりに朝焼け曇、流れる雲が朝空を飾っていた。
日中はずっと低い鉛色の雲が垂れ込めていたが、日の入り直前のちょうど富士山辺りで、雲間から陽の光が見え始めると、光の柱が下へ伸び始めた。太陽柱だ。
最近よく太陽柱が見れる。先月の17日は、朝見れた。こんな寒い日には、よく見られる。
これから節分までが「寒」である。寒さはこれからが本番だ。

1月20日は二十四節気のひとつ 大寒 だ、1年で最も寒い頃とされている。
朝は雲が多く太陽は全く見れなく、やっぱり寒い一日になりそうだと思っていたが、昼頃からは青空が広がり暖かい?大寒。
公園の紅梅は、かなりの数の花が咲いていたが、白梅はほとんどが蕾みで、もう少しで開花しそうだった。そんな中一輪だけ咲いているのを見つけた。

皆既月食の始まり。           食の最大。赤銅色?            皆既月食の終わり。

もう立春だというのに、立春の前日にまた雪が降った。
でも、今回は湿った雪で量も少なかったので、朝の6時過ぎはけっこう沢山降っていた雪も昼過ぎには道路に雪が無くなった。
冬至と春分の中間で、この日から立夏の前日までが暦の上での「春」だ。

でも、♪春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす歌は思えど・・・
早春賦の歌詞のとおりで、今日も冬の寒さだった。
またもや立春寒波がやってくるそうで、春はまだ遠いような気がする。
夕方、西の方山々は雪でも降っているかのような景色が広がっていた。

2月は、もうあと数日だというのに、ここ連日、朝起きてみると雪が舞っていた。
春はそこまで遣ってきているのに、冬に逆戻りだ。
でも、春はそんなことの繰り返しで、少しずつ暖かくなっていくのだろう。

♪季節外れの雪が降ってる「東京で見る雪はこれが最後ね」と
         さみしそうに君がつぶやく なごり雪も降る時を知り・・・

そろそろ、名残の雪になる頃だ。
窓辺に当たる陽射しも心なし柔らかな感じがする。
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