本当に涼しかった。避暑地でひんやり、滝から流れ出してくる川筋へ入ったらさらに冷んやり・・・
もう天国でした。帰ったら、また暑さ地獄だぁ〜!?

ということで、涼をもとめてちょっと足をのばしてみた。白糸の滝へ”白糸の滝”この名前の滝は全国にたくさんあるようだ。
この滝は、近くの火山の地下水を水源として、地下にしみ込んだ水が、長い時を経て麓の何層にも重なった溶岩の隙間から地表に清らかな湧水として湧き出す。

高さ3m、幅70mにわたって、湾曲した絶壁からカーテンのように広がる滝は、岩肌から大小数百の白糸のような細い湧水滝を流れ落としている。水は透明度が高く、冷んやりと気持ちいい。
この場所は、全国的にも知られた避暑地で標高1000m前後あるので涼しい。陽射しの下では暑いが、日陰、木陰へ入ると すう〜 っと 汗がひき冷んやりする。また、この滝から流れ出す川筋の谷間へ入るといっそう冷んやりして別天地のようだ。

ここのところ40℃を超える記録的な猛暑と日本海側に集中豪雨をもたらした犯人は「エルニーニョもどき」だったそうだ。 これって、なにもの?
エルニーニョは、南米ペルー沖の海水温が上昇する現象で世界的な異常気象を起こす、とされて有名だけれど、現在はペルー沖の海水温は平年より冷たく、エルニーニョではない、そうだ。
ところが、この「エルニーニョもどき」、太平洋中央部の赤道地域では深さ100m付近に暖かい水塊が居座って、海面温度を高くして、この高水温で大気の対流が活発化し、太平洋高気圧を元気づけて日本に暑い夏をもたらしているらしい。この影響は、日本のみならず、世界規模で起こっているようだ。

Nature information & Observation 2004 Jul.

酷暑、猛暑・・・・・涼をもとめて・・・

HOME

白糸の滝。さらに左右に広がる。
地下水脈をスッパっと切ったように横一線に水が湧き出している。【20040722】

滝つぼに糸を垂らすように流れ落ちる湧水。【20040722】

滝つぼに落ちた白糸は、飽くまでも透明で冷んやりしていた。【20040722】

滝つぼから流れ出した湧水は、幾条もの流れになって川を下る。まだ白糸の名残りをそのままに・・・【20040722】

back to Nature Info

Nature of the four seasons/四季の自然

2004 July 25 tama

流れ下る水たちは時には激しく踊り、ぶつかり合いながらガラス細工や氷細工を思わせる自然の芸術家の姿をしている。【20040722】

小さな流れは、幾つもの小さな滝を作りながら流れ下る。その度に透明な流れは真っ白なかき氷へと姿をかえる。【20040722】

川の流れは、白糸を寄り合わせた絹のような輝きをみせながら・・・透明度の高い氷のように目に映る・・・涼しげな流れに・・・【20040722】

inserted by FC2 system