台風10号が日本列島を縦断し沖縄から北海道まで通り抜けた。
今の時期のコースではなく、秋台風のコースをたどった。今年は、太平洋高気圧の勢力が弱いため高気圧の縁が列島に沿っているいる感じだ。
東北地方の北部は、梅雨明け宣言されないまま、秋へ行ってしまうのか?梅雨明け宣言がどれほどのものか??
そんなこといちいち宣言しなくても、自然は勝手に移ろって行くのだからいいのだけれど・・・
世界的に見ても、ヨーロッパ、台湾の猛暑。インド、中国の大雨洪水。地球温暖化によるものだろうか?
ただ、これらのことを単に異常気象だといってかたずけてしまっていいのだろうか?
都市部では(最近は田舎の方でもそうだが)、必要以上にアスファルト舗装をしている。それが温度上昇を生み、都市型の集中豪雨が発生し、その雨が地面に吸収されず雨水が一気に集まり洪水となる。
これらの猛暑は、自然の温度変動範囲を超えてきているのではないか?
排気ガス、都市部での過剰な冷房による排出熱など温室効果をもたらすガスの蓄積等々、人為的な要因が大きいのではないだろうか?
都会でも、日中、アスファルト舗装と土の地面がある場所を歩いてみることだ。はっきりと温度差があることがよくわかるはず。
そんなことに気がつくことからはじめてみたらどうだろうか?
環境のこと。
人間が住み易くなると思ってやっていることが、実はどんどん我々が住みにくい地球にしていることもあるということを・・・。
台風一過、夕方晴れてきた東の空に
大きな虹の架け橋が表れた。
それも、二重に・・・・いいことあるかな?
それにしても、湿気が無くからっとした、気持ちがいい暑い日は、台風が通り過ぎた翌日のたった1日だけだったような気がする。
また、梅雨のような天候になっている。終戦記念日の8月15日は、最高気温20.6℃、16日は20.2℃さらに17日も22℃と10月の気温だった。
この23日は二十四節季の処暑”、「暑さが止む」の意味の処暑。さしもの夏の暑さも衰え始める。”を迎えるというのに既に一っとび10月の気候、これ如何に??
この夏前半は、梅雨明けが大きく遅れ、低温と日照不足だった本州。それに対し、南西諸島は、太平洋高気圧に覆われ晴れて暑く、少雨だったそうだ。日照時間というと、今年は少なかったり多かったりで記録更新が続発。おかしな夏だ。
今夏、記録更新した日照時間 |
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この7月の日照時間 |
平年の日照時間 |
与那国島 |
330.6時間 |
258.5時間 |
西表島 |
337.9時間 |
231.7時間 |
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岩手県の宮古では、7月の日照時間がたったの25.7時間、これって1日とちょっとだ。
これに対し、南の沖縄県の与那国島、西表島では平年の値を大きく上回って最大値を更新したとか。
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ヒグラシのことあれこれ
大きさ:
オス、メスとも40〜50mm。
オスは腹がメスより長いが
中は「がらんどう」になって
いる。 |
見られる期間:
6月下旬〜9月上旬。
でも7、8月が多い。
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鳴き声:
カナカナカナ・・・・
(皆さんはどんな風に
聞こえますか?人それ
ぞれですかね?) |
生息域:
関東以北では、平地から
山間部まで、以西では山
間部のスギ林など湿った林
がお好きなようだ。 |
呼び名:
カナカナと鳴くことから
カナカナと呼ぶ地域も
多いと聞く。ちなみに、
私もそう呼んでいた記憶
がある。 |
生活:
早朝や夕方だけ鳴くよう
だが、薄暗いと日中でも
鳴くようだ。 |
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蜩(ひぐらし)
夏の終、夕暮れ時の蜩の声がもの寂しく聞こえてくる。
昼の最高気温は31℃。
それでも、ここ数日32〜33℃あったことを考えると大分しのぎやすい。台風接近のため風が強いせいもあり体感的に涼しさを感じる。夏の遅い今年、今までどこかに隠れていた蝉たちが、梅雨明けと同時の暑さとともに、ここぞとばかりに鳴き交わしはじめた。
私が住んでいるこのあたりは、武蔵野の面影を残している平林寺の境内林や公園に意外なほど樹木が多く、建物ばかりの街には住みにくいのだろう蝉たちの格好の避難所となっている。
夕方、仕事の帰り道にとおる雑木林で、ヒグラシがカナカナカナ・・・、カナカナカナ・・・と鳴いていた。
この一所だけうるさいほどに、あたりの騒音をも圧するような蝉時雨だ。
彼らは、競うように鳴き交わしている。
でも、ヒグラシの鳴き声を聞くと何か寂しさを感じる。これは名前のせいだろうか?それとも鳴き声のひびきが哀調をおびていて、夏の終わりを告げるように聞こえるからなのだろうか。
立秋(8/8)
暑さは厳しいが、秋風が立ち始める頃?
Nature Information & Obsarvation 2003 Aug.
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